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玉髄

石英の変種鉱物 ウィキペディアから

玉髄
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玉髄(ぎょくずい、英語: chalcedony[2]カルセドニー)とは、石英の非常に細かい結晶が網目状に集まり、緻密に固まった鉱物変種。美しいものは宝石として扱われる。

概要 玉髄 Chalcedony, 分類 ...
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玉髄製のナイフ、AD 1000-1200

語源

Chalcedony という語は、ラテン語の chalcedonius(別名:calchedonius)という語から来ている。この語は、大プリニウス博物誌には、半透明の碧玉(ジャスパー)のくくりとして記される[3]。さらに語源を遡ると、現在のイスタンブールにあるカドゥキョイ地区にあった古代都市カルケドンラテン語: Chalcedon)に由来するものとされている[4]

産出地

性質・特徴

含まれる不純物によっていろいろな色があり、それぞれ様々な名称で呼ばれている。

紅玉髄べにぎょくずい、カーネリアン
全体が赤色のもの。
緑玉髄りょくぎょくずい、クリソプレーズ
緑色のもの。
瑪瑙めのう、アゲート
石英や蛋白石との縞状模様のもの。
碧玉へきぎょく、ジャスパー
不純物をかなりの量含んでいて不透明なもの。
血石(けつせき、ブラッドストーン、血碧玉)
碧玉のうち斑点状に赤色が混じっているもの。

用途・加工法

石器時代には石器の素材として珍重された。江戸時代には火打石としても用いられた。

現代でも、飾り石帯留数珠などの装飾品、高級な食器などに加工されて利用されている。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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