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ガラムマサラ
インド料理で使われる香辛料 ウィキペディアから
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ガラムマサラ(英語: garam masala; ヒンディー語: गरम मसाला, ヒンディー語発音: [ɡə.ɾə̃m‿mə.s̪äː.l̪äː] ガラマサーラー, ウルドゥー語: گرم مسالا)は、主に北インド料理で使われているミックススパイス(香辛料)である。マサラの一種。
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概要
「辛いスパイス」と訳されることがあるが、辛味よりも香りをつけることを目的に使われる。ヒンディー語の "गरम" には「暑い」「熱い」という意味はあるが「辛い」という意味はない。
熱い香辛料と呼ばれる由来は、作る過程で熱を加えるためである[要出典]。
日本ではガラムマサラはハウスギャバンの登録商標(第1586997号、区分はスパイス類など)である[1]。そのため、商品名やブランド名として他社が使うことはできないが、「ガラムマサラ」は一般的な名詞のため中身を示す言葉としては使うことはできる。
イギリスで開発されたカレー粉と類似するが、ガラムマサラには色付けのためのターメリックが入らないほか、カレー粉の方が一般に使われるスパイスの種類が多い[2]。
製法

基本のスパイスは、 シナモン(肉桂、桂皮)・クローブ(丁子)・ナツメグ(肉荳蔲)の3つである。この3種にはほとんど辛味がないため、配合によっては辛くないガラムマサラも存在する[3]。
ほかにカルダモン、胡椒(ブラックペッパー)、クミン、ベイリーフ(ローリエ)、唐辛子(チリペッパー)を加えたり[3]、ナツメグをメースに替えることがある。一般的には3 - 10種類のスパイスが使われるが、厳密なレシピはない[2][3]。そのため、同じ者が作っても常に同じ配合とは限らない。
スパイスを種や樹皮などの原型のままフライパンなどで空煎りし、砕いて粉にすれば完成する。香りが命であるため出来立てを使うのが最良だが、瓶などで密閉しておけば1カ月程度は使用できる。「ホール・ガラムマサラ」といい、スパイスを砕かずに保存する方法もあり、使用する直前に粉にして使う。いずれにせよ早めに使いきるべきものである。
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使用法
熱を加えると香りが飛んでしまうため、煮込み料理であれば火を止める直前に加えるとよい[3]。その後、蓋をしてしばらく蒸らすと香りがまとまるとされる[3]。
脚注
関連項目
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