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キアシシギ

チドリ目シギ科の鳥 ウィキペディアから

キアシシギ
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キアシシギ(黄足鴫、学名:Tringa brevipes)は、チドリ目シギ科に分類されるの一種。シギの仲間である。その名前の由来は、足が黄色いことから。以前はキアシシギ属とされていたが、最近の研究でクサシギ属とされた。

概要 キアシシギ, 保全状況評価 ...
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分布

シベリア北東部やカムチャツカ半島などで繁殖し、冬季東南アジアニューギニアオーストラリア渡りをおこない越冬する。

日本では旅鳥として、北海道から沖縄までの各地で、4月から5月は他のシギ・チドリよりも早く7月下旬から観察され始め、10月ごろまでごく普通に観察される。九州南西諸島では、越冬する個体もある。

形態

全長は約25cm[4][5]翼開長は約55 cm[5]。成鳥夏羽は、体の上面が灰褐色で眉斑、頬、体の下面は白色。顔から頸にかけては灰褐色の縦斑が、脇から胸にかけては横斑がある。成鳥冬羽は、体の下面が淡い灰褐色になり、体の下面の斑は不鮮明になる。

雌雄同色である[4][5]

足は黄色で、他のシギに比べて短めである。嘴は黒く、基部は灰色がかった黄色。

生態

非繁殖期には、砂浜干潟水田などに生息する。群れで行動することが多い[4]。海岸部からかなり離れた河川でも観察されることもあるが、この場合、単独か多くても数羽のことが普通である。繁殖期は樹木の疎らな草原や川原、小石が混じったツンドラ地帯に生息する。

水深の浅い場所を歩きながら、カニ昆虫類などを食べる。防波堤テトラポット、海岸の石の上などで休む[4]

地上に営巣するが、木の上のツグミの古巣に営巣した例もある。20世紀始めまで、本種の巣は未発見だった。通常4卵を産む。

ピュイピュイとすんだ声で鳴いたり、飛びながらピュイーと鳴く。

種の保全状況評価

国際自然保護連合(IUCN)により、軽度懸念(LC)の指定を受けている[1]

日本の以下の都道府県レッドリストの指定を受けている[3]

近縁種

脚注

参考文献

関連項目

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