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キイロサナエ

サナエトンボ科の昆虫 ウィキペディアから

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キイロサナエ(学名:Asiagomphus pryeri)は、トンボ目サナエトンボ科昆虫である。

概要 キイロサナエ, 保全状況評価 ...
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分布

日本特産種であり、関東および上信越地方より西南の、本州四国九州に分布するが、生息地は限られ減少傾向にある[1]

形態

細身でやや大型のサナエトンボで、腹部第7節から第9節あたりが少し広がっている。ヤマサナエと似るが、オスは真横から見たときに尾部上付属器が下付属器とほぼ同じ長さである点や、生殖後鉤の先端が角張った鉤形であること、メスの産卵弁が小さく側面から見えない点で区別できる[1]

生息環境

平地から丘陵地の樹林が近く砂泥底の小川や用水路に生息し、5月下旬ころから出現し7月初めころまで見られる[2]

生態

幼虫(ヤゴ)は砂泥底の河川上中域の水草の根際や淀みの砂泥に潜っている。卵の期間は1週間から2週間程度、幼虫の期間は2年から3年程度(2年から4年で1世代)、幼虫で越冬する[3]

成熟したオスは水辺植物や石に止まって縄張りを占有する。メスを見つけると連結し交尾態となり樹上の葉などに静止する[4]

メスは単独で岸辺を訪れ、抽水植物などに静止するか、流れの上でホバリングしながら卵塊をつくり、打水しまたは打泥して産卵する。卵塊をつくらず連続的に打泥産卵を行うこともある[4]

脚注

参考文献

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