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キサントノイド

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キサントノイド
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キサントノイド(Xanthonoid)は、キサントン骨格を持つ天然フェノール化合物である。フクギ科の多くがキサントノイドを含む。

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マンゴーで見られるキサントノイドであるマンジフェリン

コボウズオトギリの細胞培地中でのキサントノイド生合成には、2,3',4,6-テトラヒドロキシベンゾフェノンシンターゼの作用でベンゾイルCoAと3分子のマロニルCoAを縮合し、2,4,6-トリヒドロキシベンゾフェノンを形成する反応を含む。この中間体は、ベンゾフェノン-3'-ヒドロキシラーゼシトクロームP450モノオキシゲナーゼの作用により、2,3',4,6-テトラヒドロキシベンゾフェノンに変換される[1]

キサントノイドの例には、Calophyllum tomentosumの樹皮から単離されたトメントノン、ゼイロキサントノン、カロザイロキサントノン[2]Calophyllum apetalumから単離されたアペタリノンA-D[3]ガンボウジノキ(Garcinia morella)から単離されたガウジカウジオンA-H、ガウジカウジイック酸A-E、モレリック酸、フォルベシオン[4]Swertia puniceaから単離されたメチルスウェルチアニン、ベリジフォリン[5]Psorospermum febrifugumから単離されたプソロスペルミン[6]Senna reticulataから単離されたカッシアキサントン[7] 等がある。

Garcinia hanburyiの乾燥乳液からは、ガンボジック酸等の細胞毒性のあるキサントンが単離される[8]

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