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キシタエダシャク

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キシタエダシャク
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キシタエダシャク(学名:Arichanna melanaria)は、シャクガ科である。成虫は翅を広げると幅34-44ミリメートル、翅は黄色で黒の斑点がある。ユーラシア大陸北部に広く分布し、日本では亜種が北海道本州四国九州に分布する[2]

概要 キシタエダシャク, 分類 ...
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生活史

卵の中の胚子として越冬し、春に孵化して幼虫(シャクトリムシ)となる。幼虫は黄色に黒の斑点があり、斑点の数や形状は個体によって様々である。アセビレンゲツツジヤマツツジなどの葉を食する。孵化から約1か月を経ると地中に潜り、淡黄褐色で体長1.5センチメートルのとなる。蛹は約1か月で成虫となり、夏の間に交尾、産卵し秋になると見られなくなる。卵は葉の上に産卵され、秋のうちに胚子となる。

幼虫の天敵ヒメバチヤドリバエクロヤマアリヒメジョウカイミヤマクビボソジョウカイクチブトカメムシなど。

大発生

昭和初期以降、霧島山雲仙岳阿蘇山九重山ミヤマキリシマ群落においてしばしば大発生し、花が咲かなくなる被害を与えた。登山者などから薬剤散布による駆除を求める声が挙がったが、ミヤマキリシマを枯死させるほどの被害に至ることはなく薬剤散布は天敵を失いかねないという説もあり議論となった。

脚注

参考文献

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