クセルクセス

クセルクセスは、古代ペルシア語でフシャヤールシャー（古代ペルシア語: 𐎧𐏁𐎹𐎠𐎼𐏁𐎠 Xšayāršā< xšaya- + ṛšan-）といい、「男、英雄を治める」を意味する^[1]。ペルシア語ではハシャーヤールシャー（ペルシア語: خشایارشا Xašāyāršā）、古代ギリシア語ではクセルクセース（古代ギリシア語: Ξέρξης Xérxēs）といい、2人のアケメネス朝ペルシア王名で知られている。一見この王名の派生形に見えるギリシア語ペルシア王名のアルタクセルクセス（原語はアルタフシャサ(ツァ)ーで、「天則による統治」を意味する）は、この王名とは関係ない。

• クセルクセス1世 - もっとも著名なクセルクセス王。タナハ（旧約聖書）のエステル記のアハシュエロス王に相当するとされる。
• クセルクセス2世 - 1世の孫。即位後わずか45日で殺害された。

アケメネス朝の影響を受けた地域における王族人名

• クセルクセス (ソーペーネー王)（英語版） - ソーペーネー（英語版）とコンマゲネの王。紀元前212年、セレウコス朝のアンティオコス3世に殺害された。
• クセルクセス (サーサーン朝の王子)（英語版） - 6世紀のサーサーン朝の王子。東ローマ帝国との戦争で活躍した。

その他

• セルセ（クセルクセス） - ペルシア王クセルクセス1世を主人公とするゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルのオペラの演目。第1幕第1場の中のアリアが、オンブラ・マイ・フ。
• (7211)クセルクセス - 小惑星。
• w:Xerxes (Dune) - フランク・ハーバートの作品デューンシリーズのキャラクター。