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グリオキサール

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グリオキサール: glyoxal)は、有機化合物の中で最も簡単なジアルデヒド。別名 シュウ酸アルデヒド(蓚酸アルデヒド)、エタンジアール分子式 C2H2O2構造式 OHCCHO。分子量 58.04。CAS登録番号は [107-22-2]。

概要 グリオキサール, 識別情報 ...
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性質

単体は黄色柱状の結晶であるが、40% 水溶液の形で取り扱われることが多い。融点 15 ℃、沸点 50.4 ℃。 

グリオキサールはジアルデヒドであるため、変異原性を有する(特にDNA中のグアニン残基に対して特異的に結合する)。このため、取り扱いには注意が必要だが、分解性は良好である。

製法

アセチレンオゾン酸素酸化したり、触媒存在下で空気で酸化したりして作られる。

パラアルデヒド(アセトアルデヒドの3量体)を亜セレン酸で酸化して得ることもできる[2]

グリオキサールは種々の食品中や煙草の煙中に含まれ、グルコース自動酸化あるいは脂質の過酸化においても生成する。

用途

ヒドロキシル基を持つ高分子化合物(ポリビニルアルコールなど)と架橋反応をするため、架橋剤として樹脂や繊維その他の加工に用いられる。

参考文献

関連項目

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