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ケフェウス座ベータ星
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概要
それ自体が連星系を成している3等星の主星Aと10等星の伴星Bによる三重連星を構成している[5][8][9]。光度階級では、主星Aは準巨星あるいは巨星と分類されているが、実際には太陽の13.5倍の質量を持つB型主系列星と、4倍程度の質量を持つB型主系列星の連星であるとされる[5]。伴星BはA型主系列星で、主星Aから3,000au以上離れた軌道を40,000年以上かけて周回している[5]。
白色矮星となるには質量が重すぎるため、将来は超新星爆発を起こすものと考えられている[5]。
変光
→「ケフェウス座β型変光星」も参照
主星Aは脈動変光星のタイプの一つであるケフェウス座β型変光星 (BCEP) のプロトタイプとされる。この星は、4.57時間という短い間に3.16等から3.27等まで変光する[5]。他のBCEPと異なる特徴として、この変光周期が6日と12日の周期で、4.72時間、4.46時間、4.43時間、4.88時間、4.30時間と変調することが挙げられる[5]。
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名称
固有名アルフィルク[2] (Alfirk[3][4]) は、kaukabā al-firq または kawākib al-firq というアラビア語に由来する[3]。kaukabā と kawākib はいずれも「2つ(以上の)星」を意味しており、元々はケフェウス座α星とβ星の両方を指し示していたものと考えられている[3]。al-firq は「(羊の)群れ」を表すものとされる[3]。2016年8月21日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Alfirk をケフェウス座β星Aの固有名として正式に承認した[4]。
脚注
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