トップQs
タイムライン
チャット
視点

ケレース

ローマ神話の神 ウィキペディアから

ケレース
Remove ads

ケレース古典ラテン語Ceres)は、ローマ神話に登場する豊穣神、地母神、地下神。長母音を省略してケレスとも表記される。英語表記ではシリーズシアリーズとも呼称される。

概要 ケレース, 親 ...

概要

古くからギリシア神話デーメーテールと同一視されたため、ローマ神話での本来の性格はよく分かっていない。ローマ神話におけるエピソードも、ほとんどは本来デーメーテールのものである。なお、ギリシア神話のケーレスとは無関係である。

また、大地の女神であることから冥界の神ともされ、死人を出した家では、ケレースに供物を捧げることによって死の穢れを祓っていた。

その祝祭ケレーアーリア(Cerealia)は、古くは4月19日に執り行われたが、紀元前3世紀末以降は、4月12日からの8日間にわたって行われた。これは4月15日大地母神の祝祭とも深く関係している。

ケレースは農業、特に穀物の収穫を司るため、英語で穀物を意味するシリアル(cereal)の語源となった[1][2]。また、ビールを意味するスペイン語(es:cerveza)やポルトガル語(pt:cerveja)の語源である[3]

初めて発見された準惑星ケレスの名は、この女神に由来している[2]

ケレースはその権能から、古来しばしば各国の貨幣にその姿が登場し、近代ではフランスの20フラン金貨に多く見られる。

Remove ads

ギャラリー

脚注

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads