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コロコロ (哺乳類)
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コロコロ(Leopardus colocola)は、哺乳綱食肉目ネコ科オセロット属に分類される食肉類。別名パンパスキャット[4]、パンパスネコ[7]、パジェロキャット。
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分布
形態
頭胴長(体長)53 - 70センチメートル[7]。尾長27 - 35センチメートル[7]。体重3.5 - 6.6キログラム[7]。オスはメスより大型になる[7]。
毛色や斑紋は個体差が大きい[7]。耳は大きな三角形で[4]、先端は尖り、房毛がある[7]。虎耳状斑がみられることもある[7]。虹彩は黄色がかった褐色[7]。鼻鏡はピンクか、赤みを帯びる[4]。
分類
アンデスネコと最も近縁と考えられている[4]。かつては、本種のみでパンパスネコ属Lynchailurusを構成する説もあった[8]。ブラジルでは、Leopardus tigrinusとの種間雑種を形成した例が報告されている[2][4]。
以下の亜種の分類・分布は、IUCN SSC Cat Specialist Group (2017) に従う[3]。
- Leopardus colocola colocola (Molina, 1782)
- チリ中部
- Leopardus colocola budini (Pocock, 1941)
- アルゼンチン北西部、ボリビア
- Leopardus colocola braccatus (Cope, 1889)
- パラグアイ、ブラジル中部・南西部
- Leopardus colocola garleppi (Matschie, 1912)
- エクアドル、コロンビア南部、ペルー
- Leopardus colocola munoai (Ximénez, 1961)
- ウルグアイ
- Leopardus colocola pajeros (Desmarest, 1816)
- アルゼンチン中北部・中部・南部
- Leopardus colocola wolffsohni (García-Perea, 1994)
- チリ北部(Tarapacá州)
分布域や毛衣・頭骨の比較から、パンタナルネコL. braccatusやパンパスネコL. pajerosなどを別種とする説もある[3]。その説に従えば、狭義の本種は基亜種と亜種L. c. wolffsohniで構成される[5]。
生態
パンパスやセラードなどの草原、林地、沼地、山地など様々な環境に生息する[4]。
おもに齧歯類などの小型哺乳類、鳥類を食べるが[4]、トカゲなどの爬虫類や昆虫も食べる[7]。大型動物の死骸を食べることもある[4]。
人間との関係
開発や放牧による生息地の破壊・劣化により、生息数は減少している[2]。家畜を襲う害獣としての駆除、交通事故による影響も懸念されている[2][4]。アルゼンチン中部では絶滅したと考えられている[2]。
アンデス地方では、毛皮や剥製が宗教儀式に利用されている[4]。ペルーでは食用とされ、伝統医療に用いるために狩猟されることもある[2]
脚注
関連項目
外部リンク
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