コーラート国際園芸博覧会

コーラート国際園芸博覧会（コーラートこくさいえんげいはくらんかい、英語: Horticultural EXPO 2029 Korat、タイ語: พืชสวนโลกโคราช 2572）は、タイ王国のナコーンラーチャシーマー（通称：コーラート）で2029年11月10日から2030年2月28日まで開催予定の国際園芸博覧会（A1クラス）である^[8]。

EXPO 2029
概要
BIE区分	国際園芸博覧会
名称	コーラート国際園芸博覧会
標語	Nature and Greenery: Envisioning the Green Future（自然と緑：緑の未来を描く）[1]
主な建築物	展示館・緑地ゾーン・インフラ整備エリア（予定）
面積	約108 ha（約109haとも）[2]
観客数	約260万～400万人（来場見込み）[3]
運営者	コーラート2029組織委員会（タイ王国・ナコーンラーチャシーマ県ほか）
出展者
国数	参加国数未定
団体数	国際園芸生産者協会（AIPH）[4]
会場
国	タイ王国
都市	ナコーンラーチャシーマー（通称：コーラート）
会場	同県内展示・緑地再整備区域（詳細未確定）
経緯
選出	2024年（AIPH承認）[5]
初日	2029年11月10日（予定）[6]
最終日	2030年2月28日（予定）[7]
登録博覧会
前回	大阪関西国際博覧会（大阪市）
次回	リヤド国際博覧会（リヤド）
認定博覧会
前回	ベオグラード国際博覧会（ベオグラード）
園芸博覧会
前回	ウッチ国際園芸博覧会（ウッチ）
次回	2031年国際園芸博覧会

テーマは「Nature and Greenery: Envisioning the Green Future（自然と緑：緑の未来を描く）」で、自然と都市、環境と技術の調和を目指す内容となっている^[9]。

開催決定と背景

2024年3月、国際園芸生産者協会（AIPH）はナコーンラーチャシーマ県でのA1カテゴリー園芸博覧会開催を正式に承認した^[10]。同地域は農業・園芸資源が豊富であり、カオヤイ国立公園をはじめとする自然保護区も抱えていることから、持続可能な開発およびグリーン・ツーリズムの推進拠点として選定された^[11]。

会場

会場面積は約108ヘクタールで、ナコーンラーチャシーマ市内の新設展示エリアおよび緑化再整備地区に設けられる予定である^[12]。会場にはテーマ館、国際展示ゾーン、植物園、文化パビリオン、地域特産品市場などが配置される計画で、都市の緑化と生活文化の共生を体現する設計が検討されている。

テーマ

メインテーマ「Nature and Greenery: Envisioning the Green Future」のもと、以下の4つの副題テーマが想定されている：

• 持続可能な農業と食糧安全保障
• 気候変動と緑地再生
• 健康的都市生活とガーデン文化
• 地域資源と観光の融合

これらを通して、環境・文化・産業・観光を横断的に結ぶ国際交流イベントとなる見込みである^[13]。

来場者・経済効果

開催期間はおよそ110日間を予定し、来場者数は260万〜400万人を見込んでいる^[14]。博覧会を通じて地域経済への波及効果、雇用創出、観光促進が期待されている^[15]。

レガシー

博覧会終了後、会場跡地は「グリーン・イノベーション・パーク」として再整備される計画であり、環境教育・研究・観光の拠点として永続的に利用されることが想定されている^[16]。