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ゴマモンガラ
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ゴマモンガラ(学名:Balistoides viridescens)は、モンガラカワハギ科に分類される魚類の一種。インド太平洋に広く分布する。
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名称
英名はギリシア・ローマ神話のタイタンに由来し、その巨大さから名付けられたものである。和名のゴマモンガラはゴマ様の斑点模様に由来する。かつては鰭の先端部が暗色であることから、ツマグロモンガラとも呼ばれた。日本における主要な生息地である沖縄県の方言では、あかじきらなー、かーはじゃー、ゆたーふくるばーと呼ばれる[2]。
分布と生息地
紅海、東アフリカからインド洋を通って太平洋のオーストラリアやトゥアモトゥ諸島まで、インド太平洋の熱帯から亜熱帯海域に分布する[3]。日本では神奈川県以南で見られる[4]。沿岸付近の水深50m以下の場所に生息し、成魚は深いラグーンやサンゴ礁の外側の斜面で、幼魚はサンゴの間や岩礁で見られる[3]。
形態
体長約75cmまで成長する大型の種。背鰭は3棘24-26軟条から、臀鰭は22-24軟条から成る。目の前は隆起しており、唇の周囲には鱗が無い。尾柄は平らで、側面に5列の小さな棘が並ぶ[3]。
生態

単独またはペアで生活する。食性は雑食で、甲殻類、貝類、ウニ、サンゴ等を食べる[3]。繁殖形態は卵生で、開けた海底にすり鉢状の巣を作って産卵し、雌が卵を保護する[5]。普段は大人しいが、卵や縄張りを守る際は気性が荒くなる[6]。警戒すると背鰭棘を立て、横向きになる事もある[7]。
人間との関係
浅いサンゴ礁などに生息するため、スノーケリングやダイビング時によく遭遇する。繁殖期に巣や縄張りに近づくと、人であっても向かってくる事がある[5]。歯は鋭く、噛まれると外傷を負うこともある[5]。
肉は赤身の筋肉質で食用になる。日本では沖縄で一般的な食用魚として食卓に並ぶことも多い。身にシガテラ毒を持つ場合がある[7]。
出典
関連項目
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