トップQs
タイムライン
チャット
視点
サウダーデ (久保田早紀のアルバム)
久保田早紀のアルバム ウィキペディアから
Remove ads
『サウダーデ』は、1980年11月21日にリリースされた久保田早紀(現・久米小百合)の3枚目のアルバム。
Remove ads
概要
A面の5曲はポルトガルのリスボンで録音が行われており、デビューシングル「異邦人」と同様の「異国ロマン」テイストな楽曲となっている[2]。「異邦人」はアコースティックバージョンとなっており、既存アレンジとは全く印象が異なる[2]。「アルファマの娘」、「4月25日橋」はリスボンの名所を舞台としている[2]。
B面の5曲は東京で録音が行われており、A面と違ってニューミュージック路線の楽曲である[2]。
製作の経緯
「異国ロマン」とでもいうべき雰囲気が漂うデビューシングル「異邦人」、デビューアルバム『夢がたり』は大ヒットとなったが、「異国ロマン」路線を継承したセカンドシングル「25時」、セカンドアルバム『天界』は大きく売り上げを落した[2]。楽曲の完成度には1作目と遜色ないものの、「二番煎じ」に思われたためだと考えられる[2]。サードシングル「九月の色」は、異国ロマン路線からメランコリーな歌謡曲ふうになった楽曲であったが、久保田の特徴が失われたと思われたのか、これも売り上げは低迷した[2]。
久保田自身の著書『ふたりの異邦人』によれば、ポルトガル録音はレコード会社からの提案であり、「エキゾチックな旅路線の “完結盤” を、ファドの故郷で制作しよう」とスタッフから発案されたものである[2]。
A面とB面の方向性の違いは、久保田自身が「異国ロマン」路線にケジメを付けつつも、今後の音楽の方向性を探っていたようで、4枚目のシングル「オレンジ・エアメール・スペシャル」の明るく、生き生きとした楽曲へとつながっていく[2]。
Remove ads
収録曲
LP / CT
CD
発売履歴
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads