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サキシマハブ
クサリヘビ科ハブ属のヘビ ウィキペディアから
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サキシマハブ(学名:Protobothrops elegans、先島波布または先島飯匙倩)は、クサリヘビ科ハブ属に分類される、有毒のヘビ(毒蛇)。日本の先島諸島を中心に棲息する。
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分布
先島諸島のうち、八重山列島(与那国島および波照間島を除く)の固有種[2][3]。沖縄本島の南部に、薬用などの目的で持ち込まれた個体が逸出し分布している[3]。
また、本来生息しない、八重山列島の東に位置する宮古島においても、2013年4月に平良港近くで1個体が捕獲され[4][5]、2024年にも死骸が平良港のコンテナと地面の間で見つかった[6]。貨物に紛れ込んできたと推測されているが、沖縄県庁は定着を警戒して港周辺にハブ捕獲器を設置するほか、沖縄県立宮古病院に抗毒素を導入する[6]。
形態
全長60-120センチメートル、頭胴長は50-100センチメートルで、雌雄差はない[2][3]。体色は褐色から灰褐色[2][3]。暗褐色の鎖状の斑紋が入るが、個体変異も大きく斑紋が不明瞭な個体もいる[2]。種小名elegansは「優雅な」の意。毒性はハブよりも弱いとされているが、噛まれた場合には重症に陥ることもある[3]。体鱗数は23-25列[3]。
生態
平地から山地にかけて生息する[2]。地表棲だが樹上に登ることもある[2]。夜行性[2]。
食性は動物食で、死体を含めネズミ等の哺乳類、トカゲ、カエルなどを食べる[2][3]。
繁殖形態は卵生。繁殖期は7月頃で、1回に3-13個の卵を産む[2][3]。移入された沖縄本島では、ハブとサキシマハブの交雑個体も確認されている[3]。
脚注
関連項目
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