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サギガイ

ニッコウガイ科の貝の一種 ウィキペディアから

サギガイ
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サギガイ(鷺貝、学名Rexithaerus sectior[5]は、ニッコウガイ科 Tellinidaeに分類される二枚貝の1種である。楕円形に近い白色の平たい二枚貝で、シラトリガイ類Macomaと似るが、本種は北太平洋に生息するサギガイ属Rexithaerusに分類される[2][5]

概要 サギガイ, 分類 ...
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形態

貝殻
貝殻は殻長約5cm以下の平たい楕円形に近い形で薄い。白色の表面は平滑で光沢がある。殻頂は少し後方寄りで、殻頂から少し離れた後部が張り出し、その部分では貝殻が完全に密閉せず、水管が出る。張り出した部分と殻頂の間の凹みに靭帯がある。ただし貝殻の形には個体差が認められる。内面は套線の湾入が深くて広い[6][7]
軟体
軟体部についての情報は乏しく、近縁のシラトリガイ属Macomaについての記載によると、入水管・出水管[8]は互いに分岐して細長い。特に腹側から出る入水管は長く、砂底の外まで伸ばす[9]。吸入した海水は広くて重なるに沿って外套腔内に流れ、微生物等が濾しとられる[10]

分布

日本からサハリン韓国台湾中国にかけて分布。内湾の潮間帯下から水深50mにかけての細砂泥底に生息する[11][12][13]

類似の種

  • エゾサギガイ Rexithaerus hokkaidoensis Amano & Lutaenko, 1999 北海道国後島サハリン沿海州ウラジオストク沿岸。貝殻の形および套線の湾入はやや前後に長く、殻頂は中央に近い[1]
  • アメリカサギガイ Rexithaerus sectus (Conrad, 1837) 北米西岸の潮間帯から水深50mに生息。貝殻の形に丸みがあり、殻頂は中央に近い[14]

出典

参考文献

外部リンク

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