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サラ・パレツキー
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サラ・パレツキー(Sara Paretsky、1947年6月8日[1] - )は、アメリカ合衆国の作家[1]。推理小説、探偵小説を得意とする。代表作にシカゴを舞台に女性私立探偵 V・I・ウォーショースキーの活躍を描くデビュー作『サマータイム・ブルース』("Indemnity Only"、1982年)、『センチメンタル・シカゴ』("Killing Orders"、1985年)などのヴィク・シリーズがある。
パレツキーはアイオワ州エームズ生まれ、カンザス州で育つ。カンザス大学で政治学を学んだのち、シカゴ大学で博士号を取得する。その後はイリノイ州シカゴに居住し活動を続けている[2]。
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V・I・ウォーショースキー
サラ・パレツキーの創作したシカゴの探偵 V・I・ウォーショースキー (V. I. Warshawski) 。元弁護士。Vはヴィクトリアの略。ミドルネームのIは、聞かれても人に教えることはほとんどない。仕事では「V・I」で通す。愛称として、女性的でない「ヴィク」を本人は好み、父の古い同僚であるボビー・マロリー警部だけが「ヴィッキー」と呼んでいる[3]。デビューしてからシリーズとともに年齢を重ねている。
ヴィクの人物像について、簡単に書くと次のようになる。
- 身長5フィート8インチ。体重130ポンド[4]。
- 黒ラベル(スコッチウイスキー)とイタリア料理を好む。[5]。
- 料理は好きだが掃除は苦手[6]。
- 空手が得意。調査のいと口をつかむため住宅に侵入することもある[7]。
- 母親の希望で習っていたオペラ音楽をときどき口ずさむ。
- 独身だが既婚歴あり[8]。男性とのプライベートな交際も時に楽しむ。
ヴィクは、持ち前の気性の激しさ、直情径行で自立心の強さから幾たびとなく危険な目にあい、半死半生になったこともあるが 自分を曲げずに犯人と戦い、言いたいことをはっきり言うところが読者に高く支持されている[9]。
パレツキーの描くヴィク・シリーズの筋書きは次のようになっていることが多い。
- 小説の冒頭部で、ある犯罪(しばしば、大企業に関係する。)が起き、それを(多くは知人から)ヴィクが依頼される。
- その後も殺人事件が起きる。
- ヴィクは殺人者とクライマックスで対峙し勝つ。
舞台であるシカゴのスティーブンソン高速道路(英語: Stevenson Expressway)やシカゴ・カブスのシーズン中の苦戦など、シカゴの風物が詳細に描かれている。
1991年、ジェフ・カニュー監督、キャスリーン・ターナー主演で映画化(邦題「私がウォシャウスキー」)。1996年にはNHKで、松坂慶子主演、丸山昇一脚本により「女にも七人の敵」の題で翻案テレビドラマ化されている。
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受賞歴
- 1988年 英国推理作家協会賞(CWA賞) シルバーダガー賞 『ダウンタウン・シスター』
- 2002年 CWA賞 ダイヤモンド・ダガー賞
- 2004年 CWA賞 ゴールドダガー賞 『ブラック・リスト』
- 2011年 アメリカ探偵作家クラブ グランド・マスター賞
著書
- V・I・ウォーショースキー シリーズ
- その他の作品
脚注
外部リンク
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