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サワギキョウ

キキョウ科の植物種 ウィキペディアから

サワギキョウ
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サワギキョウ(沢桔梗、学名: Lobelia sessilifolia )はキキョウ科ミゾカクシ属多年草。美しい山野草であるが、全体に毒性の強いアルカロイドを持つ[1]有毒植物としても知られる。

概要 サワギキョウ, 分類 ...
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特徴

茎の高さは50cmから100cmになり、枝分かれしない。は無柄で茎に互生し、形は披針形で、縁は細かい鋸歯状になる。

花期は8月から9月頃で、濃紫色の深く5裂した唇形のを茎の上部に総状に咲かせる。花びらは上下2唇に分かれ、上唇は鳥の翼のように2裂し、下唇は3裂する。萼は鐘状で先は5裂する。キキョウと同じく雄性先熟で、雄しべから花粉を出している雄花期と、その後に雌しべの柱頭が出てくる雌花期がある。

分布と生育環境

北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の湿った草地や湿原などに自生する。普通、群生する。

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近縁種

他のキキョウ類とは花形が全く異なる。

同属は世界に200種あり、大柄な植物も多いが、日本には4種しかない。小笠原諸島には低木状になるオオハマギキョウ(L. boninensis Koidz.)があるが、日本本土には以下の種が普通。

水田雑草として普通で、背の低い草である。近縁種が琉球列島にある。

毒草

サワギキョウは毒草としても知られる。麻酔などの効能を薬草として利用された例もあるが、危険が大きいようである。

横溝正史の長編推理小説『悪魔の手毬唄』では「お庄屋殺し」の名で殺人に使用されている(トリカブトに変更された映像作品もある)。

脚注

関連項目

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