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サングリア
フレーバードワイン、サングリーア ウィキペディアから
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サングリア(西: sangría[注 1][注 2])は、スペインやポルトガルでよく飲まれているフレーバードワインの一種。
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赤ワインに、一口大またはスライスした果物と甘味料を入れ、風味付けとしてブランデーあるいはスパイス(シナモンなど)を少量加え、一晩寝かす。
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概要
使用する果物にはレモン、リンゴ、バナナ、オレンジなどがある。甘味料としては砂糖・蜂蜜あるいはオレンジジュースなどの果物ジュースを用い、風味付けとしてはラム酒の場合もある。炭酸水や水で割って飲む場合もある。
清涼感があるため夏場によく飲まれる。冷蔵庫や氷でよく冷やして、フルーツの味を馴染ませるとより一層美味しい。
スペインでは比較的日常的な場面で飲まれ、安いワインで作られることが多い。家庭などで手作りする他、ドン・シモンなど果汁飲料を造るメーカーも既製品を製造販売している。
sangríaはスペイン語で「出血」「瀉血」「流出」などを意味する。語源は「血」を意味するサングレ(西: sangre)。
類似の飲料
スペイン北部では、桃やネクタリンを使ったスーラ(西: zurra)と呼ばれるサングリアもある。赤ワインをソーダのみで割ったティント・デ・ベラーノ(西: tinto de verano)も同様に非常に好まれている。
赤ワインの代わりに白ワインを使ったものはサングリア・ブランカ(西: sangría blanca、ブランカは白という意味)と呼ばれ[注 3]、主にソーヴィニョン・ブランを用いる。
また日本では、日本酒にドライフルーツ、テンサイ糖、ハッカ糖で香りと甘味をつけて飲む酒類が「ぽんしゅグリア」という商品名で売られている[1]。
酒税法との関係
日本では混成酒(いわゆる梅酒のような果実酒)を家庭で作る場合でも20度以上の酒に漬けることが前提である。家庭用といえども、酒類製造免許を所持しない者が、20度未満の醸造酒であるワインで作製した場合は、酒税法違反となる[2][3]。
どうしても飲みたい場合は、もうひとつの例外規定である「消費の直前において酒類と他の物品(酒類を含む)との混和をする場合[4]」に該当するように、一杯ごとに飲む直前に果物を入れることになる。ただし、これをサングリアといえるかどうかは別途検討が必要である(ナスやキュウリに、食べる直前に糠をまぶした物を「糠漬け」と言えるか、というようなもの)。この場合は、飲食店等が客の注文に応じて行う場合も含まれる[5]。法的には酎ハイやカクテルの提供と同じ扱いである。
また、店舗での提供は20度以上の蒸留酒となっている為、スタンダードなレシピでは提供自体ができない[6]。 国税庁は記事のインタビューにおいて、通常レシピのサングリアは酒税法違反であると、見解を表明している[7]。
脚注
関連項目
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