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サンダカン

マレーシアの都市 ウィキペディアから

サンダカン
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サンダカン(Sandakan)はマレーシアサバ州にある都市で、州都コタキナバルに次ぐ第二の商業都市である。中国語では山打根と表す。

概要 サンダカン Sandakan山打根, 位置 ...

周囲にはマングローブオランウータンの保護区が存在する。サンダカンには当時娼館の女将が造った日本人墓地があり、明治から大正にかけて生活のために身を売られてきた海外売春婦からゆきさん)が葬られている。

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歴史

1883年イギリス領北ボルネオ首都クダッからサンダカンに移された。 1930年代には、木材の輸出量が年間180,000 m3となり、南洋材の世界最大の輸出港となった。

第二次世界大戦中は、日本軍占領下にあったが(日本占領時期のマラヤ)、連合国軍の激しい空襲を受け、歴史的建造物などはほとんど破壊されてしまった。また、空港建設に使役させていたオーストラリア・イギリス兵捕虜を収容したサンダカン捕虜収容所があり、サンダカン死の行進が起きた。戦後、宗主国イギリスに代わり、1946年にジェセルトン(Jesselton)(現在のコタキナバル)へ首都が移されるまで、イギリス領北ボルネオの中心地として、その後も南洋材の積み出し港として栄えた。また1963年に、サラワク州シンガポールと一緒にマレーシア(当時はマラヤ連邦)に加わった。

交通

サンダカンを舞台とした作品

  • 山崎朋子著『サンダカン八番娼館』筑摩書房1972年 文藝春秋社 文春文庫 147-1 ISBN 4167147017(1975年1月)。1974年に熊井啓 監督によって映画化された。
  • 1947年にアグネス・キース英語版によって書かれた回想録三人は帰った英語版[1][2]。1950年にクローデット・コルベール主演で『三人の帰宅英語版』として映画化された。ジーン・ネグレスコ監督。早川雪洲ボルネオ捕虜収容所長の菅辰次英語版 陸軍大佐(軍部の記録では中佐)を演じた[3][4]

脚注

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