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サーフサイド6

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サーフサイド6
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サーフサイド6』(原題:Surfside 6)は、1960年から1962年にかけてアメリカABCにて放映されたテレビシリーズ。ワーナー・ブラザース・テレビジョン製作。当時のワーナーが、テレビ映画の私立探偵物で本作以外にも製作した『サンセット77』『ハワイアンアイ(英語版)』『バーボンストリート(英語版)』らと併せ、「私立探偵四部作」とも称される[1]

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Surfside 6 左からトロイ・ドナヒュー, リー・パターソン, ヴァン・ウイリアムズ,ダイアン・マクベイン

概要

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マルガリータ・シェラ(左)とトロイ・ドナヒュー

放映当時は『サンセット77』の青春版とも言われたTVシリーズで、フロリダ州マイアミビーチのヨットハーバーの6号埠頭に停泊しているハウスボート(それゆえ「サーフサイド6」と呼ばれる)を探偵事務所にする3人の若い私立探偵の活躍を描いている[2]

『サンセット77』の洒落た大人びた雰囲気ではなく、若くてリッチでトロピカルなムード[1]を前面に出し、3人とも事件解決よりも女の子と遊ぶ方に夢中となる。ボートの所有者で億万長者のサンディ・ウインフィールド2世(トロイ・ドナヒュー)、兄貴分のデイブ・ソーン(リー・パタースン(英語版))、弟分のケニー・マディソン(ヴァン・ウィリアムズ)。そのガールフレンドが隣りのハウスボートに住む金髪の女性ダフィ(ダイアン・マクベイン(英語版))と近くのナイトクラブの歌姫チャチャ(マルガリータ・シェラ(英語版)[3]。『サンセット77』の姉妹編なので、ジェフ・スペンサー探偵(ロジャー・スミス(英語版))が友情出演している。

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放送

アメリカでは、1960年10月から2シーズン放送されて全74話が放映された。日本では1961年10月7日から1963年11月2日までTBSの土曜夜8時[4]から放送され、途中1962年5月からはプロボクシング中継「ビッグファイト」と交互に放送された[5]

キャスト

役名、俳優、日本語吹き替え。

備考

  • サンディ・ウインフィールド2世を演じたトロイ・ドナヒューは、この当時青春スターとして絶頂期で、『恋愛専科』『避暑地の出来事』『パームスプリングスの週末』『遠い喇叭』に主演していた。しかし1960年代後半になると人気が落ち、1972年の『ゴッドファーザー』では端役を演じている。
  • デイブ・ソーンを演じたリー・パタースンはカナダのバンクーバー生まれで、本作への出演後も1960年代はアメリカの各テレビシリーズに出演し、1980年代までいろんなドラマで活躍した。 
  • ケニー・マディソンを演じたのはヴァン・ウィリアムズ。このケニー・マディソンはもともと前年製作の『バーボンストリート』の探偵で、そのまま本作にも継続されて引き続きヴァン・ウイリアムズが演じている。そして『サーフサイド6』終了後、『グリーン・ホーネット』で主役を演じて、その時に共演したのが若き日のブルース・リーである[6]。 
  • ダフィ役のダイアン・マクベインは、本作のレギュラー陣ではその後もテレビ映画の世界で最も長く活躍し、『バークにまかせろ』『バットマン』『ワイルドウエスト』『ナポレオンソロ』『チャーリーズ・エンジェル』『ダラス』など数々のテレビシリーズで客演している。
  • チャチャを演じたマルガリータ・シェラは、本作が終了した直後に重い心臓病を患い、1963年9月に急死している。わずか27歳であった。
  • 帝人1962年10月までは「帝国人造絹絲」)の一社提供[7]
  • 1982年に行われた「スーパーニッカ」(ニッカウヰスキーCMのシリーズ「スーパーメモリーシリーズ」の一つとして、本作が取り上げ、CMにはトロイ・ドナヒューが出演した。
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注・出典

参考文献

外部リンク

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