トップQs
タイムライン
チャット
視点
ザ・タイムス (ボーカルグループ)
ウィキペディアから
Remove ads
ザ・タイムス (The Tymes) は、アメリカ合衆国のソウルミュージックのボーカルグループで、本国のみならずイギリスでも人気を博した。米英両国のチャートにおいて、それぞれ異なる1曲だけがチャート首位に立ったという、数少ない例のひとつとなっている[1]。
初期のキャリア
このグループは、ペンシルベニア州フィラデルフィアで結成された。1956年には、ドナルド・バンクス (Donald Banks)、アルバート・ベリー (Albert Berry)、ノーマン・バーネット (Norman Burnett)、ジョージ・ヒラード (George Hilliard) という編成でザ・ラティニアーズ (the Latineers) として活動していた[2]。その後、4年間にわたってフィラデルフィアのナイトクラブなどで活動していたが、1960年に至り、新たなリード・ボーカリストとしてジョージ・ウィリアムズ (George Williams) を加え、グループ名をザ・タイムスに改めた[2]。
ザ・タイムスは、1963年にアメリカ合衆国のBillboard Hot 100で首位となり、百万枚以上を売り上げた「なぎさの誓い (So Much in Love)」[3]、1957年のジョニー・マティスの代表的なヒット曲を取り上げた「ワンダフル・ワンダフル (Wonderful! Wonderful!)」、「Somewhere」、「You Little Trustmaker」、「Ms Grace」など、1960年代から1970年代にかけてイギリスでもヒット曲を出した。一連のイギリスでのヒット曲の最後となった「Ms Grace」は、イギリスにおける最大のヒットとなり、1975年に全英シングル・チャートの首位に達したが[3]、Billboard Hot 100 には、辛うじてチャート入りしたものの「なぎさの誓い」の成功には及ばなかった。「Ms Grace」は、アメリカ合衆国のチャートでは目立った動きになならなかったが、地元カロライナのビーチ・ミュージックのシーンでは地域的なヒットとなった。
ザ・タイムスは、ザ・ジュエルズ (The Jewels)、ないし、ビリー・アボット・アンド・ザ・ジュエルズ (Billy Abbott and The Jewels) 名義の活動もあり、1曲だけだが Billboard Hot 100 にもキャッシュボックスのトップ100にもチャート入りした1963年7月の「Groovy Baby」がヒットしている[4][5]。
Remove ads
後年のキャリア
「なぎさの誓い」は、2001年の世紀の歌の1曲に選ばれた。2005年、ザ・タイムスはボーカルグループの殿堂入りを果たした。その後も、存命のオリジナル・メンバーであるベリーとバーネットを中心に公演を続けている。2003年の公共放送サービス (PBS) の特別番組『My Music: Love Songs of the 50s and 60s』にも出演したが、これは、オリジナル・メンバー5人が揃った最も遅い時期のライブ・パフォーマンスのひとつとなった。
死去したメンバー
ディスコグラフィ
シングル
Billboard 200 に入ったアルバム
- So Much in Love (1963) - #15
- Somewhere (1964) - #122
- The Sound of The Wonderful Tymes (1964) - #117[9]
Remove ads
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads