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ザ・ファーム (アルバム)

ザ・ファームのアルバム ウィキペディアから

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ザ・ファーム』(The Firm)は、イギリスロックバンドザ・ファーム1985年に発表した初のスタジオ・アルバム

概要 『ザ・ファーム』, ザ・ファーム の スタジオ・アルバム ...

背景

「レイディオアクティブ」と「サティスファクション・ギャランティード」ではポール・ロジャースがギターも兼任した[6]。ロジャースによれば、「レイディオアクティブ」のギター・ソロは自分が弾いたとのことで、アレクシス・コーナーから教わった練習曲が元になっているという[7]。なお、ロジャースは後年ソロ名義でのライヴでも「レイディオアクティブ」を歌っており、アルバム『Live in Glasgow』には2006年10月のライヴ録音が収録された[8]

「ふられた気持」はライチャス・ブラザーズのカヴァー。「ミッドナイト・ムーンライト」は、レッド・ツェッペリン時代のジミー・ペイジが作曲した「スワン・ソング」(アルバム『フィジカル・グラフィティ』制作時のアウトテイク)を改作したもので[9][10]、ザ・ファーム結成前の1983年末、A.R.M.S.コンサートにおけるペイジとロジャースの共演ステージでも演奏された[11]

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反響・評価

バンドの母国イギリスでは、本作が全英アルバムチャートで5週トップ100入りして最高15位を記録し[1]、「レイディオアクティブ」は全英シングルチャートで76位を記録[12]。アメリカでは本作がBillboard 200で17位に達し、第1弾シングル「レイディオアクティブ」はBillboard Hot 100で28位、メインストリーム・ロック・チャートで1位となった[2]。続く「サティスファクション・ギャランティード」はHot 100で73位、メインストリーム・ロック・チャートで4位となり、「クローサー」はメインストリーム・ロック・チャートで19位を記録[2]

ブライアン・ダウニングはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「クリス・スレイドボーナムばりの重厚さでドラムスを叩き、トニー・フランクリンのフレットレスベースのラインと絡み合って、ロジャースのスムースなボーカルとペイジの織り重ねたギターの音色に奥行きをもたらした」「このアルバムは確かに、レッド・ツェッペリンと同等に優れた作品ではないが、この短命に終わったバンドから届けられた最良の作品であり、1980年代を通じて、ペイジの最も首尾一貫した作品となった」と評している[10]。UltimateClassicRock.comの編集長マシュー・ウィルケニングは、「レッド・ツェッペリン後のジミー・ペイジの曲トップ10」を選出した際、本作から「レイディオアクティブ」を10位、「サムワン・トゥ・ラブ」を7位、「ミッドナイト・ムーンライト」を5位、「サティスファクション・ギャランティード」を2位に挙げた[13]

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収録曲

特記なき楽曲はジミー・ペイジポール・ロジャースの共作。曲名の日本語表記は日本盤LP (VIL-6157)及びCD (VDP-1016)に準拠。

  1. クローサー - "Closer" - 2:53
  2. メイク・オア・ブレイク - "Make or Break" (Paul Rodgers) - 4:22
  3. サムワン・トゥ・ラブ - "Someone to Love" - 4:53
  4. トゥギャザー - "Together" - 3:54
  5. レイディオアクティブ - "Radioactive" (P. Rodgers) - 2:49
  6. ふられた気持 - "You've Lost That Lovin' Feeling" (Barry Mann, Cynthia Weil, Phil Spector) - 4:32
  7. マネー・キャント・バイ - "Money Can't Buy" (P. Rodgers) - 3:34
  8. サティスファクション・ギャランティード - "Satisfaction Guaranteed" - 4:12
  9. ミッドナイト・ムーンライト - "Midnight Moonlight" - 9:13

参加ミュージシャン

アディショナル・ミュージシャン

  • スティーヴ・ドーソン - トランペット(#1)
  • ドン・ウェラー - テナー・サックス・ソロ(#1)
  • ウィリー・ガーネット - テナー・サックス(#1)
  • Paul Weimar - バリトン・サックス(#1)
  • サム・ブラウン - バッキング・ボーカル(#6, #9)
  • ヘレン・チャペル - バッキング・ボーカル(#6, #9)
  • ジョイ・イェイツ - バッキング・ボーカル(#6, #9)

脚注

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