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シボレー・トレイルブレイザー

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トレイルブレイザーTrailBlazerTrailblazer )は、GMが製造、シボレーブランドで販売しているスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)である。

ブレイザートリムライン(1999年)

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1999–2001 シボレー・ブレイザー トレイルブレイザー

トレイルブレイザーの名前は、コンパクトSUVシボレー・S-10ブレイザーの高級限定車として1999年に登場した。

初代(2001年–2008年)

要約
視点
概要 シボレー・トレイルブレイザー(初代), 概要 ...

上記の通り、元々はS-10ブレイザーの1グレードでしかなかったトレイルブレイザーだが、2001年に車名に昇格する形で採用される。

外寸は標準ボディ車で前身のブレイザーとタホの中間サイズであり、当時の日本市場における海外製SUVの中では一回り小さい存在であったが、日本の道路事情などからそのサイズは根強い人気があった。

プラットフォームはGMT360系を採用し、GMC・エンボイオールズモビル・ブラバダビュイック・レイニアいすゞ・アセンダーサーブ・9-7Xとは姉妹車の関係であった。

トレイルブレイザーには3列シート7人乗りのEXTバージョンも用意されており、標準ボディより全長およびホイールベースが410 mm拡大され[1]、また3列目にも楽に乗れるようにハイルーフ化されていた。ロングボディ車は姉妹車のGMC・エンボイおよびいすゞ・アセンダーにもまた設定されていた。

トレイルブレイザーなどの製造はGMT360(標準ボディ車)がオハイオ州のモレーン工場、GMT370(ロングボディ車)がオクラホマ州オクラホマシティ組立工場にて行われていたが、後者については2006年2月20日の工場閉鎖により、2006年モデルイヤー限りで廃止された。

終焉

次期トレイルブレイザーはGMT360の改良版となるGMT361プラットフォームを用いて作られ、2007年春に世に出る計画であったが、2006年1月にGMは現行のプラットフォームを刷新することに決めた。しかしながら2006年6月、GMはこのGMT360NG計画を巨額の投資が必要になるという理由でまたしても撤回した。GMはトレイルブレイザーを2009年モデルイヤーまで存続させることにした(メキシコでは2008年)。

GMはオハイオ州モレーン工場を2008年12月23日に閉鎖し、全てのGMT360車種の製造を終了した[2]。工場閉鎖の1週間前の2008年12月16日に最後のトレイルブレイザーがラインオフされた。モレーン工場の閉鎖についてはHBOのドキュメンタリー“The Last Truck: Closing of a G.M. Plant”(2009年)で取り上げられた[3]

日本での販売

日本での販売グレードは、LT・LTZ、ロングホイールベースで7人乗りのEXT LT・EXT LTZの4車種で構成される。米国でのSSなどのグレードは並行輸入や光岡自動車(BUBU)でしか手に入れることが出来ない。輸入はスズキによって行われていたが、シボレー車の輸入権の移管に伴い、2007年1月1日からゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンGMAPJ) による輸入に切り替えられた。販売店はスズキアリーナ店(2006年まで)、GMシボレー店ヤナセ

米国では2006モデルでフェイスリフトが行われたが、日本の正規輸入はフェイスリフトが行われないまま2008年モデルを最後に輸入が終了した。

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2代目(2012年-)

概要 シボレー・トレイルブレイザー(2代目), 概要 ...

2011年11月のドバイ国際モーターショーで先行コンセプトが公開され[5]、市販モデルは2012年3月の第33回バンコク国際モーターショーにて正式発表された[6]。6月7日からGMタイランドのラヨーン工場で生産が開始され[7]、同月からタイ国内で発売を開始した。今後はアジア、中東、南米など世界各国に順次投入される予定である。ただし、アメリカ市場には導入されない[8]

2代目トレイルブレイザーは2代目コロラドピックアップをベースとするボディオンフレーム型のSUVであり、プラットフォームが共通している[4]。コロラドと並行してGM・ド・ブラジルにて開発された。エクステリアはサンパウロ州サン・カエタノ・ド・スルにあるGMサウスアメリカ・デザインセンターにてデザインされ、フロントノーズなどがコロラドと共通となる。パワートレーンもコロラドと同様である。2WDと4WDがラインナップされ、エンジンは新開発の「デュラマックス」ディーゼル2種類(直列4気筒2.5Lと2.8L)、トランスミッションは5速MTおよび6速ATが設定される。

オセアニア向けのホールデン版は車名が「コロラド7」となり、コロラドピックアップの派生車種であることが強調されている。外観上の相違点はエンブレム程度である。コロラド7は2012年10月18日からシドニーで開催されたオーストラリア国際モーターショーで発表され[9]11月27日から発売が開始された[10]

脚注

関連項目

外部リンク

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