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シマゾイ
メバル属の魚 ウィキペディアから
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シマゾイ(学名:Sebastes trivittatus)は、メバル属(Sebastes)に分類される魚類の一種。北西太平洋の日本および朝鮮半島沿岸に分布する。体側に3本の暗色帯が走ることからこの名がある。北海道では釣魚として知られ、食用魚としても人気がある。
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形態
体長は最大で約62cmに達し、一般的な個体は40cm前後。体はやや側扁し、体側には3本の明瞭な暗色縦帯がある。体色は灰褐色から暗褐色で、胸鰭と腹鰭は黒みを帯びることが多い。頭部は比較的大きく、ムラソイやクロソイに似るが、縞模様で区別できる。
分布
生態
底生魚で、岩礁や海藻の間に潜む。肉食性で、甲殻類や小魚、多毛類などを捕食する。卵胎生で、冬季から春季にかけて仔魚を産む。
利用
刺身、煮付け、塩焼き、唐揚げなど多様な料理に用いられる。市場流通量は多くないが、釣り人には人気の高い対象魚である。
漢字・語源
漢字では「縞曹以」と書く。「シマ(縞)」は体の縞模様に由来し、「ソイ(曹以)」は「磯魚(いそいお)」が短縮された「そい」に当て字をしたもの。 種小名 trivittatus はラテン語で「三本の帯を持つ」を意味し、体側の3本の縞模様に由来する。 命名者 フランツ・ヒルゲンドルフ(Franz Martin Hilgendorf, 1839–1904)はドイツの動物学者で、明治初期に来日し、日本の魚類を記載したことで知られる。
地方名
- シマソイ(北海道羅臼町)
- シマハチメ(新潟県出雲崎)
- キゾイ、モンキゾイ、マゾイ、ムラゾイ(北海道各地)
出典
関連項目
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