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シャクガ上科
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シャクガ上科 (Geometroidea) は、鱗翅目(チョウ目)に属する上科の一つ。鱗翅目の中ではヤガ上科に次ぐ二番目に大きい上科であり、世界から2万3000種以上が知られている[1][2]。日本からは約900種が知られる[3][4]。
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分類
要約
視点
かつて本上科は腹部に鼓膜器官が存在することを分類形質とし[5]、カギバガ科をはじめとする多くの科を含んでいたが[6]、後に解体された[3][7]。したがって、本上科の分類には歴史的な変遷があり、特にアゲハモドキガ科の位置は流動的である。ここではみっつの分類体系を紹介する。和名は特記のない限り、駒井 et al. (2011)に拠る。
カギバガ上科は本上科から分離されたものの形態的には近縁であることが示唆され、姉妹群として扱うことが多い[3][7][5]。アゲハモドキガ科をカギバガ上科に含める分類体系も存在するが、近年の分子系統分析の結果を反映した分類ではシャクガ上科に含めることが多い[1][2][9][10][11]。
ニセツバメガ科は主に新熱帯区に分布し[11]、日本には分布しない[3][4]。
Pseudobistonidae 科は2015年に記載された新しい科であり、1994年に井上寛によって新種記載された[12] Pseudobiston pinratanai をタイプ属とする。アゲハモドキガ科と姉妹群を形成するとされる[9][13][11]。2019年には、ヤガ上科のドクガ科に分類されていた Heracula discivitta が本科に再分類された[11]。
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ギャラリー
- Mania lunus (ニセツバメガ科)
- Heracula discivitta (Pseudobistonidae 科)[11]
- オナガアゲハモドキ Epicopeia mencia (アゲハモドキガ科)
- Urania leilus (ツバメガ科)
- オオシロオビアオシャク Geometra papilionaria (シャクガ科)
外部リンク
出典
参考文献
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