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シャクジョウソウ亜科

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シャクジョウソウ亜科
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シャクジョウソウ亜科(シャクジョウソウあか、Monotropoideae)はツツジ科亜科の一つである。8-1015ほどを含む。

概要 シャクジョウソウ亜科, 分類 ...
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特徴

すべて腐生植物であり、緑色のを発達させず、全株が白や黄色などをしている。地下にが絡まりあった塊状の根茎を生じ、ここから地上にを立てる。茎には鱗片状になった葉を多数つける。花は先端に単独か数個をつけ、うつむいて咲く。

温帯から熱帯にかけて分布し、日本ではギンリョウソウシャクジョウソウギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)が自生種として知られる。

生態

いずれも真菌寄生する腐生植物で、周囲の樹木と外生菌根を形成して共生生活を営む担子菌の菌糸を自らの根に呼び込んでモノトロポイド菌根を形成し、ここから栄養を得ており、植物体に葉緑素を欠く。

日本列島ではギンリョウソウ属のギンリョウソウとシャクジョウソウ属のギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)がベニタケ科と、シャクジョウソウ属のシャクジョウソウがキシメジ属菌根を形成していることが確認されている[1]。また、シャクジョウソウがキシメジ属のマツタケの大敵であるとし、その駆除がマツタケの生産に有効であるとする経験則が知られている[2]

分類

新エングラー体系ではイチヤクソウ科に含めることもあったが、クロンキスト体系では特殊な生態・形態を重視して、ツツジ科に近縁な独立のシャクジョウソウ科としていた。APG植物分類体系では、ツツジ科の中の1系統を成すとして、ツツジ科の中のシャクジョウソウ亜科の扱いである。

日本には下記の2属3種がある。

APG植物分類体系

APG植物分類体系ではツツジ科の中の亜科、シャクジョウソウ亜科 (Monotropoideae)の扱いである。

ツツジ科

Enkianthoideae(ドウダンツツジ亜科)

シャクジョウソウ亜科

Arbutoideae(イチゴノキ亜科)

Cassiopoideae(イワヒゲ亜科)

Ericoideae(ツツジ亜科)

Harrimanelloideae(ジムカデ亜科)

Stypheloideae(スティフェリア亜科=旧エパクリス科)

Vaccinoideae(スノキ亜科)

脚注

外部リンク

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