トップQs
タイムライン
チャット
視点

シャクジョウソウ

ウィキペディアから

シャクジョウソウ
Remove ads

シャクジョウソウ(錫杖草、学名:Monotropa hypopitys)は、ツツジ科(旧分類ではイチヤクソウ科またはシャクジョウソウ科シャクジョウソウ属多年草葉緑素を欠く腐生植物。別名、シャクジョウバナ(錫杖花)[2][3][4]

概要 シャクジョウソウ, 分類(APG IV) ...

古い新エングラー体系ではイチヤクソウ科に、クロンキスト体系ではシャクジョウソウ科に分類されていた[3]が、新しいAPG植物分類体系ではツツジ科に分類される[2]

Remove ads

特徴

植物体全体が淡黄褐色。の高さは10-20cmになり、茎にはが退化した鱗片葉が多数互生し、上部には剛毛が生える。上部の鱗片葉はまばらにつき、下部のものは小型でやや密につく。鱗片葉は広卵形で先はとがる[2][3][4]

花期は6-8月。茎の先端に総状花序をつけ、4-8個のを下向きにつける。萼片は4-5個あり、長さ1-1.2cmになる長楕円形で外面に剛毛が生え、先端に不規則な歯牙がある。花弁は4-5個あり、長さ1.2-1.5cmになる長楕円形で内外面に長毛が生える。雄蕊は8個あり、子房を囲む。花柱は長さ5-6mmになる。花は最初下向きにつくが次第に上向きになり、果実は上向きになる。果実は蒴果で、径5-6mmの広楕円形になる[2][3][4]

和名は、全形を僧が持つ錫杖に見立てたもの[3][4]

分布と生育環境

日本では北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林中のやや暗い場所に生育する。世界ではアジア、北アメリカ、ヨーロッパの温帯に広く分布する[2][3][4]

ギャラリー

脚注

参考文献

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads