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シルウァーヌス
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シルウァーヌス(ラテン語: Silvanus)は、イタリア(古代ローマ)の森の神[1]。その名は「森の」の意[1][2]。本来、開墾されていない荒地や森林の精だったが、後に牧場や畜群の保護者と考えられ、パーンやファウヌス、また、農業の神としてマールスと同一視された[1]。日本語では長母音を省略してシルウァヌスとも表記する[2]。
全ての森にその主であるシルウァーヌスが住むと考えられ、供物として葡萄、麦の穂、豚、乳などが捧げられた[1]。半月鎌を持った気のよい老人の姿で表され、民衆の間で広く崇敬された[1]。
タルクィニウス・スペルブスがローマから追放された後にエトルーリア軍を率いてローマと戦った時、近くの森からシルウァーヌスが声を発してローマ軍の勝利を伝えたといわれる[1]。
大カトーの『農業論』の中では、家畜の安全を護ってくれるようマールス・シルウァーヌス (Mars Silvanus) に供物を捧げることが記されている。
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脚注
関連項目
外部リンク
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