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シロガネヨシ

イネ科の多年生植物 ウィキペディアから

シロガネヨシ
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シロガネヨシ学名: Cortaderia selloana)は、イネ科シロガネヨシ属多年生植物。英名からパンパスグラスとも呼ばれる。

概要 シロガネヨシ, 分類(APG III) ...
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神代植物公園でのシロガネヨシ(撮影:2007年)
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形態・生態

高さ2-3m程度と大きく成長し、細長いが根元から密生して伸びる。葉は縁が鋭い。

8-10月にかけて、垂直に立ち上がったに長さ50-70cmの羽毛のような花穂をつける。雄株と雌株があり、雄株の花穂は細長いのに対し、雌株は幅広く綿毛を持つ。色はややピンクがかった白銀色である[2]。種類によっては矮性のものや、穂の色が紫色のものもある。

分布

原産地はブラジルアルゼンチンチリなどの南米大陸草原パンパス)。各国で観賞用に栽培され[3]日本には明治時代に入ってきた[4]

人間との関わり

大きく成長し、花穂をつけた姿は見栄えがするので、公園花壇の植栽や道路分離帯緑化などに用いられる。また、花穂は活花やドライフラワーに使われる。

ススキに似た外見の割に高く育つため「お化けススキ」という俗称もある[5]

栽培には日当たりのよい場所を選ぶ。葉はススキと同様に皮膚を切りやすく、手入れや伐採時には手足を保護できる服装が望ましい[2]。育成には手間がかからないが、寒さにはやや弱く、葉が茶色になる。ただし、関東地方までなら全体が枯れることはまずなく、翌春に新しい葉が出てくる。主に株分けで増やす。これは、穂の形状に個体差が出やすいので、同じ株から増やしたほうが群生した時に揃うためでもある。

シロガネヨシ属

シロガネヨシ属(シロガネヨシぞく、学名: Cortaderia)は、イネ科の一つ。

  • Cortaderia araucana
  • Cortaderia atacamensis
  • Cortaderia bifida
  • Cortaderia boliviensis
  • Cortaderia columbiana
  • Cortaderia hapalotricha
  • Cortaderia hieronymi
  • Cortaderia jubata
  • Cortaderia modesta
  • Cortaderia nitida
  • Cortaderia peruviana
  • Cortaderia pilosa
  • Cortaderia planifolia
  • Cortaderia pungens
  • Cortaderia roraimensis
  • Cortaderia rudiuscula
  • シロガネヨシ Cortaderia selloana
  • Cortaderia vaginata
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脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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