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ジェンフェンギア
カンブリア紀の節足動物 ウィキペディアから
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ジェンフェンギア(中国語名:尖峰虫[3]、学名:Jianfengia[4])は、約5億年前のカンブリア紀に生息したメガケイラ類[5]の化石節足動物の一属。数多くの節に分かれた細長い体をもつ[2]、中国の Maotianshan Shale(澄江動物群、約5億1,800万年前[1])で見つかった Jianfengia multisegmentalis(多节尖峰虫[3])という1種のみによって知られる[6]。
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形態
- 模式復元図(胴部26節の個体基準)

ap: 先頭の甲皮、es: 眼柄、ey:複眼、ga: 大付属肢基部
全長約2.5cm。体は頭部と数多くの体節に分かれた細長い胴部からなる。
頭部は丸みを帯びた長方形の背甲に覆われ、先頭には眼柄に附属した1対の複眼と、その間から突出した小さな甲皮(anterior sclerite)がある[2][7]。眼と甲皮の直後には5節に分かれた典型的な大付属肢(great appendage)があり、最初の1節は細長い柄部で、残り4節は爪を4本もつ[2]。大付属肢以降の頭部腹面は胴部のものと同形な脚を4対もつが[7]、そのうち最後の1対を胴部由来とする見解もある[2]。大付属肢と最初の脚の間には、口を覆いかぶさった上唇とハイポストーマの複合体(hypostome/labrum complex)が1本突出する[7]。
胴部は最少では20節ほど、最多では26節(前述の頭部最後の付属肢から加算すると27節)からなる[2]。各胴節は背側が左右が丸みを帯びた1枚の背板に覆われ、腹面が細長い内肢と鰭状の外肢からなる1対の二叉型の脚をもつ[2]。
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脚注
関連項目
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