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ジョッフル (空母)
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ジョッフル(Joffre)は、フランス海軍の航空母艦。ジョッフル級の1番艦。艦名はジョゼフ・ジョッフルに因む。艦は1938年に起工したが、完成しなかった[1]。
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設計等
「ベアルン」の運用経験後、フランス海軍は2隻の正規空母の建造を決定した。ワシントン海軍軍縮条約で空母に割ける排水量は一隻辺り18,000トンに制限され、軽巡洋艦2隻分のそれに匹敵するものであった。
兵装は艦橋の前後に両用砲が装備され、いくつかの対空機銃が装備された。飛行甲板は巨大な艦橋と重量を均衡させるため、左舷にオフセットしていた[1]。また、外部リフト1基が飛行甲板後部に設置される予定であり、飛行甲板は船尾楼の前までであった。もう1基のリフトはT字型の形状に艦橋の前に設置される予定であった。格納庫は2段式で、上部格納庫は 159x21m 、下部格納庫は 70x16m の広さであった。船体規模は中型空母であるが、格納庫の長さが短く、搭載機数は小型空母程度であった[1]。
艦は15機のドボワチン D.790 戦闘機(D.520の海軍版)および25機のブレゲー 810 攻撃機(ブレゲー 693 の海軍版)を含む、約40機の航空隊を搭載予定であった。
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艦歴
「ジョッフル」は1938年11月26日にサン・ナゼール、ペノエ造船所で起工した。しかし建造は第二次世界大戦の勃発により遅れ、1940年6月のナチス・ドイツのフランス侵攻により結局中止された。この時点で工事の進捗率は28%であった[1]。組み立てられた船体は、ドックでその後解体された[1]。
いくつかの資材および設備は姉妹艦の「パンルヴェ」に転用されることとなった。しかし「パンルヴェ」は起工することはなかった[1]。
脚注
参考文献
関連項目
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