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ジョン・ディー

イギリスの錬金術師、占星術師、数学者 ウィキペディアから

ジョン・ディー
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ジョン・ディーJohn Dee1527年7月13日 - 1608年または1609年)は、イングランド王国ロンドン生まれの錬金術師、占星術師、数学者。ヴォイニッチ手稿歴代所有者の1人という説がある。

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ジョン・ディー

略年譜

エリザベス1世は彼をリッチモンドで自ら出迎え、マンチェスターにあるキリスト教大学の校長に任命した。

  • 1603年、ジェームズ1世が即位。彼は大の魔術嫌いであったため、ディーは引退を余儀なくされる。
  • 1608年、モートレイクで貧困のうちに死去。
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エノク魔術

20世紀以降の西洋オカルティズムにおいて「エノクの魔術」(Enochian magic)と呼ばれている体系は、天使たちがジョン・ディーに伝えた理論が19世紀末に再発見されたものとされている[1]。ディーのエノク文書のマグレガー・マサースによる魔術的解釈/翻案は、黄金の夜明け団の内陣回覧文書という形で団内で閲覧され[1]、その後、アレイスター・クロウリー編「春秋分点」誌やイズレエル・レガーディー編『黄金の夜明け』において公開された。

フィクションにおいて

  • ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが創作した架空の書物ネクロノミコン。本来はアラビア語であったそれを、英語に訳したのはジョン・ディー博士であるとされている。この設定は多くのクトゥルフ神話作品において登場するが、しかしジョン・ディー版は不完全であることが多いとされる。
  • イギリスの映画『エリザベス:ゴールデン・エイジ』(2007年)にて、「アルマダの海戦」前後のエリザベス1世に助言を与えるワイズマンとして登場した。
  • デレク・ジャーマンのフィルム『ジュビリー/聖なる年』(1977年)の冒頭で、エリザベス1世を未来の英国にいざなう精霊エアリエルを呼び出す魔術博士の役回りを演じている。
  • マイケル・スコットの作品『アルケミストシリーズ』にて主人公ソフィーとジョシュ、そして彼らの師匠ニコラ・フラメルの嘗ての弟子、即ちソフィーとジョシュにとっては兄弟子にあたる不死身の人物として描かれる。そして作中では彼らの敵対勢力で中ボス的な立ち位置にあり、不死身の能力を与えた主の命によりニコラ・フラメルの持つアブラハムの書を奪取しようと目論む。
  • ユービーアイソフトより発売している『ゾンビU』のゲーム内にて、ロンドンにおけるゾンビ大発生を400年前に予言しており、物語のキーパーソンとなっている[2]

脚注

関連項目

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