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スタイル (ビール)
ビールのスタイル ウィキペディアから
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スタイル(あるいはビールスタイル)は、ビールの分類法のことである。主にビールの原料や製法、そしてビールのアルコール度数や香り、IBUや色度数等によって分類されるが、トラピストビールのように醸造者によって分類される場合もある。
様々な分類法があるが、マイケル・ジャクソンによる分類[1]や、日本地ビール協会が設けたビアスタイル・ガイドライン[2]が用いられることが多い。
ビール・スタイルについて
ビールのスタイルはその醸造方法によってエールとラガーの二つに大別される。エールは発酵が進むにつれ酵母が浮上し上面に層をなす事から上面発酵で醸造されるのに対し、ラガーでは酵母が下に沈殿するため下面発酵となる。詳細はそれぞれの項を参照の事。その他では、材料や醸造法を混合させたハイブリッドビールや、自然界に存在する酵母によって自然発酵を行うランビックがある。
さらに細かく分類する場合、芳香、風味、色合い、ボディの強さ、原材料、副原料、アルコール度数、苦みの強弱など様々な基準が用いられる。
同じ名称を用いていても時代や国によって違うビールをさす場合があり、顕著な例としてはドラフトビールがあげられる。
元々のドラフトの意味は「樽詰めされた」ビールを指すものだが、これを日本では熱殺菌していないビール、いわゆる「生ビール」として捉え語句を使用している。しかし他の国では定義が異なり、原典通り樽詰めしたものであれば熱殺菌の有無に関わらずドラフトビールと呼ぶ国や、熱殺菌無しで樽詰めのもののみドラフトビールと呼称する国もあり、ドラフトビールの定義は世界的には同じものではない。
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スタイルの一覧
要約
視点
以下に表記する分類や区分は一例であり、さらに様々な条件で細分化も行われる。
『ビアスタイル・ガイドライン1601』では、100種類を超す分類となっている。
醸造法による大分類
エールに属するスタイル
→「エール (ビール)」も参照
- 白ビール - 小麦を多く用いたビール。
- ヴァイツェン - ドイツ原産。
- ヴァイツェンボック - アルコール度数が高いヴァイツェン。ドイツ原産。
- ベルリーナー・ヴァイセ - ヴァイツェンの一種。アルコール度数が低く、酸味が強いためシロップを加えて飲む。
- ヴィット - ベルギー原産。
- ペール・エール - 淡い色のエール。
- バーレーワイン - アルコール度数が高く、国によってはワインに分類される。
- インディア・ペールエール - ホップを多く用い、苦みが強い。特に苦みが強いものはダブルインディア・ペールエールと呼ばれる。
- レッド・エール - 赤みがかったエール。アイルランド(アイリッシュスタイル・レッドエール)、ベルギー(フランダース・レッド・エール)、アメリカ(インペリアル・レッドエール)など、酸味や苦味などまったく異なる種類がある。
- ブラウン・エール - 色の濃いエール。
- ライトエール - スコットランドの基本的なエール。
- ダークエール - 焙煎された大麦を用いたエール。黒色をしており、黒ビールとも呼ばれる。
- アルトビール - 黒褐色をしたエール。ドイツのニーダーライン地方で生産される。
ラガーに属するスタイル
→「ラガー (ビール)」も参照
自然発酵で醸造されるスタイル
- ランビック - ベルギーのパヨッテンランドで醸造される。特有の酸味を持つ。
特殊な醸造法や熟成法による区分
殺菌法による区分
- ナチュラルビール
- プロセスビール - 加熱殺菌を行ったビール。
- ドラフトビール - 加熱処理を行わず、樽詰めされたビール。
- 生ビール - 加熱処理をせず濾過による減菌処理を行ったビールを指す、日本の分類。
ただし、この分類は国によって異なる。
液色による分類
- 淡色ビール(ピルスナー等)
- 中濃色ビール(アルト等)
- 濃色ビール(ボック、ポーター等)
液色による区分
原材料による区分
季節による区分
生産国による区分
生産者による区分
その他
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関連項目
脚注
外部リンク
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