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スミロスクス
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スミロスクス(学名:Smilosuchus)[1]は、後期三畳紀の北アメリカから化石が産出している、絶滅した植竜類の属。
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歴史

タイプ標本は1995年に記載され、置換名 Leptosuchus gregorii が命名された[2]。吻側に大型のクレストが存在していたため、より小型で制限されたクレストを持つレプトスクスの他の種との間に属レベルとの差異があると考えられ、本種は自身の独立した属へ再分類されたのである。長く伸びたクレストはレプトルクスにおいても独立に発達する場合があるため、レプトスクスとスミロスクスが同属であることを示唆する研究も複数あるが[3]、より新しい研究では、スミロスクスはレプトスクスのタイプ種 Leptosuchus crosbiensis と明らかに異なるという見解が支持されている。系統解析からは、スミロスクスはレプトスクスの種よりもミストリオスクス族に近縁であることが示唆されている[4][5]。
形態

全ての植竜類爬虫類と同様に、スミロスクスの鼻孔は頭部の頂上部に近い。吻部のクレストと鼻骨のバルジは他の多くの植竜類よりも大型であり、上昇した鼻孔を支持する。頭蓋骨は極端に大型であり、最大で頭骨長は155センチメートルに達する。全長の推定値は7メートル[6]から12メートルまでと幅広い。歯は異歯性であり、口腔の前側には獲物を突き刺すための牙が、口腔の後側に近づくほど肉を切り裂くための刃状に近い歯が生えている。牙は全ての植竜類に存在する鼻先の先端のバルジの部分に位置する。鱗状骨は前後に短くかつ上下に深く、咬合力が強かったことを示唆する。その巨大な体躯と合わせて、スミロスクスはプラケリアスといった大型の獲物を捕食したことが示唆される[7]。
系統
以下のクラドグラムは Stocker (2012)に基づく[5]。
植竜類 |
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出典
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