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セイヨウイラクサ

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セイヨウイラクサ
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セイヨウイラクサ(西洋刺草、英名: Nettle、学名: Urtica dioica)とは、イラクサ科イラクサ属多年生植物被子植物である。別名は、ネトルとも呼ばれる。ヨーロッパ原産[2]

概要 セイヨウイラクサ, 分類(APG III) ...

学名は、ラテン語で刺すという意味の Urtica と雌雄異株を意味するギリシア語が由来[3]。 6種の亜種が確認されている。日本では、1997年に岡山市で採取された標本をもとに、小畠裕子が和名をつけた帰化植物である[2]中国名は、異株蕁麻[1]

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特徴

多年草で、草丈は30 - 150センチメートル (cm) ほどになる[2]葉身は長さ3 - 12 cmで、葉柄は葉身の半分以下の長さである[2]。葉の両面には、軟毛と刺毛がある[2]

ギ酸ヒスタミンセロトニンアセチルコリンなどの毒がある刺毛があり、人間などが触ると皮膚炎(接触蕁麻疹)を起こす[4]。これらの毒は、熱を加えることで無毒化し、食用や抗炎症作用やリウマチ治療などの薬効があるハーブとして利用される[5]。そのほか、繊維から服や綱が作られ[6]、3日ほど水の中に放置した液体は殺虫剤・殺菌剤として利用された[7][8]

ギャラリー

食品

葉や種子にはα-リノレン酸リノール酸が含まれ、葉にはルテインβ-カロテンなどが含まれる[9]。セイヨウイラクサを鶏の飼料とすると黄色を帯びた卵が得られる[10]

出典

参考文献

外部リンク

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