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ゼイチョー!〜納税課第三収納係〜
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『ゼイチョー!〜納税課第三収納係〜』(ゼイチョー のうぜいかだいさんしゅうのうがかり)は、慎結による日本の漫画作品。『BE・LOVE』(講談社)にて2016年4号から2017年6号まで連載された[1][講 1]。同誌2023年11月号より2024年3月号まで、ドラマ化記念の特別番外編が短期集中連載された[2][4][5]のち、紙版単行本全4巻[6]の続きの「第5巻」との表記で「電子配信版のみ単行本」として2024年2月20日[講 2]に発売された。
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あらすじ
東京都[8]幸野(みゆきの)市役所納税課第三収納係の徴税吏員(ちょうぜいりいん)として働いている百目鬼華子(どうめき・はなこ)は、笑顔のない新人。指導係の饗庭蒼一郎(あいば・そういちろう)は、真反対の人たらし。2人がタッグを組んで、さまざまな事情で税金を未納・滞納している市民の状況を把握し、徴税したり納税を促したり臨宅(りんたく)[注 1]をして家財などの差し押さえをしたりする。だが、本当に払えなくて困っている市民のためには、確定申告のし直しなどを提案したりもする。
百目鬼華子の母親は、15年前、住民税5年分を納めておらず、幸野市役所納税課から家財を差し押さえられている。当時、華子は幼かった。
その時外へ連れ出してくれた優しい女性納税課員・羽生[9]に憧れて徴税吏員になった華子は、「市民の皆さんから納税して“いただいている”」という気持ちを持って、真摯に、厳しく、時には優しく、徴税吏員として市民と向かい合う。
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登場人物
主要人物
- 百目鬼 華子(どうめき はなこ)
- 幸野市役所納税課第三収納係に勤める新人職員[10]。クールな見かけとは裏腹に、予測不能な行動をとる。熱い信念を持ち、滞納者と市民のための仕事を理想としている[11]。母子家庭で育ち、7歳の頃、税金滞納により家宅捜査された過去を持つ[9]。
- 饗庭 蒼一郎(あいば そういちろう)
- 幸野市役所納税課の脱力系チャラ男公務員[10]。見た目に反し仕事のスキルは超一流。さりげなく華子をフォローする華子の指導係[11]。元・財務省のキャリア組(国家公務員)で、相楽副市長と同期だった過去がある[12]。市役所内では女タラシとして知られている[13]。
- 係長
- 納税課のお父さん的存在[11]。
- 原田 宰(はらだ つかさ)[14]。
- 納税課第三収納係の同僚。現在は増野とペアを組む温和な先輩で華子と饗庭を見守っているが[11]、以前饗庭とコンビを組んでおり饗庭の先輩にあたる[15][16]。既婚者で5歳の娘がいる[17]。
- 増野 環(ますの めぐる)[14]。
- 納税課第三収納係の同僚。華子にとって最も歳の近い先輩。愛すべきイジラレキャラ[11]。
- 相楽 義実(さがら よしみ)副市長
- 財務省から幸野市の新副市長として就任してきた華子の兄[18]。
- 湯生 麻子(ゆぜ あさこ)
- 再婚した華子の母[9]。
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書誌情報
- 慎 結『ゼイチョー!〜納税課第三収納係〜』 講談社〈KCデラックス〉、全4巻
- 2016年6月13日発行・発売[講 3]、ISBN 978-4-06-377477-1
- 2016年9月13日発行・発売[講 4]、ISBN 978-4-06-393028-3
- 2017年1月13日発行・発売[講 5]、ISBN 978-4-06-393117-4
- 2017年5月12日発行・発売[講 1]、ISBN 978-4-06-393192-1
テレビドラマ
要約
視点
『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』(ゼイチョー はらえないにはワケがある)のタイトルで、2023年10月14日から12月23日まで日本テレビ系「土曜ドラマ」枠で放送された[7]。主演は地上波の民放GP帯の連続ドラマ初主演となる菊池風磨[7]。
あらすじ(テレビドラマ)
みゆきの市役所納税課徴税第三係の饗庭蒼一郎は軽薄な印象とは裏腹に、その実、徴税の技術において超一流を誇る徴税吏員であった。彼は新人の徴税吏員・百目鬼華子や他の同僚とともに、みゆきの市の住民たちと真摯に向き合い、様々な事情によって税金が滞納されている状況に取り組んでいたが、ある日、饗庭の財務省時代の同期で因縁の相手・相楽義実が副市長に就任する。饗庭たちがみゆきの市が抱える闇に近づくにつれ、相楽が副市長に就任した理由が徐々に明らかとなっていく。
キャスト
主要人物(キャスト)
みゆきの市役所
納税課徴税第三係
納税課徴税第一係
保育課
周辺人物
- 相楽義実(さがら よしみ)
- 演 - 本郷奏多[24]
- みゆきの市の副市長。饗庭の財務省時代の元同期。
- 米田保(よねだ たもつ)
- 演 - 佐戸井けん太[25](第2話 - )
- みゆきの市の市長。
- 北沢敬之(きたざわ のりゆき)
- 演 - 六角慎司[25](第2話 - )
- みゆきの市役所納税課の課長。
- 越川珠代(こしかわ たまよ)
- 演 - 石野真子[22]
- みゆきの市役所食堂のパート従業員。
- 奥林礼二(おくばやし れいじ)
- 演 - 結木滉星[22]
- 饗庭の財務省勤務時代の同期。
- 羽生詩織(はにゅう しおり)
- 演 - 市川由衣[22]
- 元徴税吏員。華子の憧れの人。8年前に市役所を退職した後、家業である学習塾を経営する。
- 奥林陽子(おくばやし ようこ)
- 演 - 生田智子[26](第5話 - )
- 礼二の母親。
ゲスト
第1話
- 泉喜和(いずみ よしかず)
- 演 - 笹野高史[27]
- 住民税の支払いが滞る和菓子店「喜泉」を営む職人。
- 鍋島寛(なべしま ひろし)
- 演 - 濱津隆之[27]
- 高級料亭「なべしま」の二代目経営者で高額な税金滞納者。
- 佐治正道(さじ まさみち)
- 演 - 綾田俊樹[27]
- なべしまの番頭。
- 今川洋一(いまがわ よういち)
- 演 - 山脇辰哉[27]
- 喜和の弟子。
- 伊藤
- 演 - 斎藤司(トレンディエンジェル)[28]
- 市役所納税課の窓口に来訪した市民。住民税と固定資産税を滞納している。
- 百目鬼麻子(どうめき あさこ)
- 演 - 沢井美優[29](第2話・第7話)
- 華子の母親。故人。
- 医師
- 演 - 太田正一[30]
- みゆきの市民病院の医師。喜和の担当医。
- 職員
- 演 - もりももこ[31]
- みゆきの学園の職員。
- 泉杏子(いずみ きょうこ)
- 演 - 永井延枝[32]
- 喜和の亡妻。
- 子供たち
- 演 - 長谷川澪、花谷聡亮[32]
- みゆきの学園に通う児童。
第2話
- 小沼真名美(こぬま まなみ)
- 演 - 田辺桃子[25](幼少期:金子莉彩[33])
- 住民税を滞納するパチンコ店従業員女性。華子の小中学校の同級生。
- 内田卓也(うちだ たくや)
- 演 - 戸塚純貴[25]
- 真名美の彼氏。
- 玉木譲(たまき ゆずる)
- 演 - ベンガル[25]
- 年金受給者の男性。
- ディレクター
- 演 - バイク川崎バイク[34]
- 納税課を取材するTV番組のディレクター。
- 真名美の父、真名美の母
- 演 - 山本東[35]、早瀬マミ[36]
- 真名美の父は建築会社「小沼工業」を経営していたが倒産し、離婚して姿を消した。
- 客
- 演 - 田尾きよみ[37]
- 真名美が働くパチンコ店の客。
- バイト仲間
- 演 - 宮島はるか[38]、上甲裕依[39]
- 真名美が働くパチンコ店のバイト仲間。
- 滞納者
- 演 - 近藤雄太[40]
- みゆきの団地に住む税金滞納者。徴税吏員の訪問を受け、逃亡を図る。
第3話
- 木下裕介(きのした ゆうすけ)
- 演 - 小関裕太[23]
- 妻と死別後、仕事と育児に追われ住民税を滞納するシングルファーザー。契約社員のSE。
- 瀬戸知宏(せと ともひろ)
- 演 - 見津賢[23]
- SNSで話題の「理想のシングルファーザー」。実は子供の託児保育のために、妻の恵美と偽装離婚をしている。
- 出渕恵美(でぶち めぐみ)
- 演 - 大西礼芳[23]
- 離婚後に税金が払えなくなったとして税金の執行停止を求めに納税課へやってきたシングルマザー。実は夫の知宏と偽装離婚をしている。
- 穂木頼子
- 演 - 栗田よう子[23]
- 裕介の義母。
- 木下碧、木下彩
- 演 - 渋谷そらじ[41]、國谷茉楠[42]
- 裕介の息子と娘。
- 出渕桜、瀬戸陸
- 演 - 佐藤恋和[41]、廣瀬樹季[43]
- 恵美と知宏の子供たち。実の姉弟なのに育休退園させられ、同じ保育園に通えなかった。
- 保育士
- 演 - 木本夕貴[44]
- 木下兄妹と瀬戸陸が通う保育園の保育士。
- 医師
- 演 - 佐藤良洋
- 3年前、自殺を図った奥林礼二を処置した医師。一命はとりとめたが、目が醒めても脳に障害が残る可能性があると饗庭に伝える。
- 市民
- 演 - 島崎あゆみ[45]
- 保育課の窓口で「うちは二人ともフルタイムで働いてるんです。点数は充分ですよね」と保育園の斡旋を求めて板谷に詰め寄る。
- 職員
- 演 - 大羽雅子[46]
- みゆきの市役所保育課の職員。
第4話
第5話
- 生嶋妙子(いくしま たえこ)
- 演 - 大島さと子[51]
- いくしま農園の経営者。夫の死後、ベトナムからの技能実習生を雇い入れている。
- グエン・ヴァン・ナム
- 演 - 葵揚[51]
- いくしま農園で勤務するベトナム人技能実習生。国民健康保険税と住民税を滞納している。
- フア・ティ・マイ
- 演 - フォン・L[52]
- 派遣でスーパーで働いているベトナム人女性。
- チュン・ティ・ミン
- 演 - ジョージアナ[52]
- 住民税が未納のベトナム人女性。派遣で特別養護老人ホーム「みゆきのケアホーム」で働く。
- 作田明紀
- 演 - 平原テツ[53]
- 株式会社ハイキャリア人材派遣の社長。
- 客
- 演 - もろいくや[54]
- スーパーの客。レジ担当のフアの処理が鈍いと怒鳴る。
- 警官
- 演 - 半田浩平[55]
- 子どもをあやしていたチュンに在留カードの提示を求める。
- 職員
- 演 - 安達綾香
- みゆきのケアホームでのチュンの同僚。
第6話
- 熊川良太郎(くまかわ りょうたろう)
- 演 - 山田明郷[56]
- 熊川3兄弟の亡き父。元経営者で、固定資産税と住民税を滞納していた。
- 熊川弘三(くまかわ ひろみ)
- 演 - 吉村界人[56]
- 良太郎の三男。フリーカメラマン。他界した父親の税金支払い義務を相続放棄した兄たちより押し付けられる。
- 熊川一哉(くまかわ かずや)
- 演 - 田中幸太朗[56]
- 良太郎の長男。会社経営者。税金の支払い義務も含めて、父親からの相続を放棄しているのにもかかわらず、滞納で差し押さえられた「ゆで卵器」を高額で入札している。
- 熊川英二(くまかわ えいじ)
- 演 - 古屋呂敏[56]
- 良太郎の次男。弁護士。一哉と同様に、滞納で差し押さえられた「ゆで卵器」を高額で入札している。
第7話
第8話
第9話
- 守谷哲明
- 演 - 野添義弘[63]
- 蕎麦処「もりや」オーナー。みゆきの商店街の自治会長。
- 守谷香澄
- 演 - 金澤美穂[63]
- 守谷の娘。町おこしNPO代表。
- 外崎潤平
- 演 - 高橋努[64]
- みゆきの市内の電子部品メーカー「サガラトノサキ製作所」社長。法人住民税、固定資産税、都市計画税、従業員の個人住民税合わせ、5年間で約2億円を滞納している。
- 店主夫婦
- 演 - 原金太郎[65]、松山尚子[66]
- 橘係長行きつけの商店街の床屋「ウィン」の店主夫婦。
- 店主
- 演 - 岩田丸[66]
- 商店街にある「松沢酒店」の店主。
- 店主
- 演 - 井上浩[66]
- お好み焼き屋の店主。商店街立ち退きとそれに関わる相楽グループの噂を浜村に話す。
- 職員
- 演 - 黄地裕樹[67]
- 餅つき大会を手伝うみゆきの市役所地域振興課職員。
- 社員
- 演 - 佐藤太助[68]
- 商店街の餅つき大会をサポートする相楽グループ社員。若い人が少ないことを嘆く。
最終話
スタッフ
- 原作 - 慎結『ゼイチョー!〜納税課第三収納係〜』(講談社「BE・LOVE」所載)[7]
- 脚本 - 三浦駿斗[7]
- 音楽 - 井筒昭雄、chakia[7]
- 主題歌 - Sexy Zone「人生遊戯」[72]
- 挿入歌 - 藤原さくら「daybreak」(Tiny Jungle Records)[25]
- タイトルナレーション - 若本規夫
- 監修 - 野村修也[7]
- 税務指導 - 堀博晴[7]
- 劇中キャラクター - 大橋裕之[73]
- VFX - 岡野正広[74]
- 医療監修 - 新村核[74]
- スタントコーディネーター - 青木哲也[74]
- 演出 - 河合勇人、鯨岡弘識、長沼誠[24]
- チーフプロデューサー - 松本京子[7]
- プロデューサー - 大倉寛子、岩崎秀紀、金澤麻樹[7]
- 制作協力 - AX-ON[7]
- 製作著作 - 日本テレビ[7]
放送日程
- 12月2日は『日テレ系音楽の祭典ベストアーティスト2023』放送のため休止。
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脚注
外部リンク
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