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タツタソウ
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タツタソウ(別名 イトマキソウ、学名:Plagiorhegma dubium)はメギ科の多年草(宿根草)。和名は旧日本海軍の通報艦龍田の乗組員が採取したことに[1][2]、別名は葉の形状が糸巻に似ることにそれぞれ因む[2]。
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特徴
高さ20–25 cmほど。根茎は黄色で、イカリソウ属の根に似る。葉は根生で叢生し、葉柄は長さ20–24 cm。葉面は青緑色で最大径10 cm、腎臓状心臓形、凹頭。花茎は高さ9–12 cmで、2–3 cmほどの淡紫色の花を単生する。まれに白色に近い花や、八重咲きがある。花弁は倒卵形で、下部は狭まり短い爪状。開花期は早春。染色体数 2n=12[2][3]。
分布と生育環境
極東アジア[3]、北朝鮮、旧満洲、黒龍江地方[1][2]。POWOではロシアのハバロフスク地方、プリモルスキー地方、朝鮮半島、満洲原産としている[4]。
学名について
既往図鑑やYListではJeffersonia dubia[5]を学名、Plagiorhegma dubium[6]をシノニムとしているが、POWOやIPNIなどでは逆にPlagiorhegma dubium[4]を学名、Jeffersonia dubia[7]をシノニムとしている。本項における学名表記はPOWOなどに従った。
利用
半日陰で地植えまたは鉢植えにして栽培管理する。耐寒性は強く、暑さに弱い。繁殖は株分けも可能だが、実生のほうが成績が良い。種子は乾燥させると発芽率が低下するため、砂中に埋めて湿らせておき、翌年2月頃に播種する。実生苗は3年で開花する[2]。
ギャラリー
脚注
参考文献
外部リンク
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