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タミル語訳聖書

キリスト教聖書のタミル語訳 ウィキペディアから

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タミル語訳聖書(タミルごやくせいしょ)では、キリスト教聖書タミル語への翻訳を扱う。タミル語はドラヴィダ語族に属する言語で、南インドタミル人の言語で、タミル・ナードゥ州公用語である。またスリランカシンガポールでは国の公用語の一つにもなっている。

歴史

デンマーク・ドイツ合同ミッションの出版

タミル語への翻訳は、1706年にドイツ人のバルトロモイス・ジーゲンバルク英語版インドコロマンデル海岸デンマーク東インド会社領内にあるトランケバール・ミッション英語版へ到着した時に始まる[1]。彼は5年以内に『新約聖書』の翻訳を終えて、1714年に出版した。『旧約聖書』の翻訳は彼が途中までで亡くなるが、ベンヤミン・シュルツェ英語版が引き継いで、1728年にはトランケバールで出版された。また別のドイツ人のフィリップ・ファブリツィウス(Philip Fabricius)もタミル語翻訳をしていて、1777年に出版した。

イギリス・ミッションの出版

19世紀に英国外国聖書協会が設立されて、ウイリアム・ケアリーのインドの言語への翻訳が議題に上った。最初のタミル語翻訳は英国聖公会宣教協会で来ていたC.T.E.リーニアス英語版に依頼されて、彼は1833年に『新約聖書』を出し、1850年にはファブリシウスの『旧約聖書』と共に「ジャフナ翻訳」(Jaffna translation)として出版された。これは受けがよくなかったので、イギリス海外福音伝道会で来ていたヘンリー・バウアー英語版を中心とする委員会に委ねられて、この「バウアー委員会版」は1863年に新約を、1868年に旧約を出版した。しかし、この版も北セイロンから不満が寄せられて、両サイドが受け入れる「ユニオン版」(Union version)が1871年に出版されて、これがそれまでの翻訳を全て、インドでもセイロンでも、置き換えることになった。

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現状

インド聖書協会

インド聖書協会ではタミル語聖書を発行していて、これはインドのプロテスタントが使っている。

フリー・バイブル・インディア

フリー・バイブル・インディアはChurch centric bible translationと協力してタミル語聖書をオンラインで配布している[2]

現代語版

現代語版への翻訳が進行中であったが、ほぼ終わっていて、間もなく発行される予定である。

翻訳の例

さらに見る 翻訳書, タミル語 ヨハネ3:16 ...

参照項目

脚注

外部リンク

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