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チャクラム
古代インドの投擲武器 ウィキペディアから
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チャクラム(サンスクリット: cakram; パンジャーブ語: chakkar; マレー語: cakeram) は、古代インドで用いられた投擲武器の一種。チャクラ(cakra चक्र)はサンスクリットで「輪」を意味する中性名詞であり、チャクラム(cakram)は、その単数主格にあたる。

概要
日本では戦輪、飛輪、円月輪とも呼ばれ忍者が使用した。忍術の古伝では平安末期から室町期の各時代にインド圏から断続的に渡来(または漂流)した僧らが伝承した護身のためのインド武術(現代に体系化されているカラリパヤット)の中にあったとされる。また転輪聖王の持物とされ転法輪や輪宝とも呼ばれる。中国の格闘用武器の一種では風火輪および圈とよばれ、また刃を付けていない鉄輪状の殴打武器も存在する。真ん中に穴のあいた金属製の円盤の外側に刃が付けられており、その直径は12-30cm程。投擲武器としては珍しく斬ることを目的としている。
投げ方は二通りあり、円盤の中央に指を入れて回しながら投擲する方法と、円盤を指で挟み投擲する方法がある。
携帯する際はケースなどに入れず右画像のように腕や首に通したり腰から下げるほか、円錐形の帽子に差し込む例もある。
ヒンドゥー教の神であるヴィシュヌは上の右手にスダルシャナ・チャクラと呼ばれる108のノコギリ歯を持つ円盤武器を持つ。タイ王国ではチャクリー王朝の象徴としてスダルシャナ・チャクラを使っており、軍艦旗にもスダルシャナ・チャクラを意匠化したデザインを採用していた(1790年~1855年)。
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出典
参考資料
関連項目
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