トップQs
タイムライン
チャット
視点

チャールズ・アルジャーノン・パーソンズ

イギリスの技術者、蒸気タービンの発明者 (1854 - 1931) ウィキペディアから

チャールズ・アルジャーノン・パーソンズ
Remove ads

サー・チャールズ・アルジャーノン・パーソンズ(Sir Charles Algernon Parsons1854年6月13日- 1931年2月11日)は、イギリスアイルランド人の技術者、工学者。メリット勲章勲爵士(OM)、バス勲章ナイト・コマンダー勲爵士(KCB)、王立協会フェロー(FRS)。蒸気タービンの発明で知られる。ロンドン出身。

概要 Sir サー・チャールズ・A・パーソンズSir Charles A. Parsons, 生誕 ...
Remove ads

生涯

Thumb
パーソンズの業績を記念した銘板(アイルランドオファリー県

有名な天文学者の第3代ロス伯爵ウィリアム・パーソンズ(ロス卿)の息子である。ダブリン大学トリニティ・カレッジを卒業後、ケンブリッジ大学セント・ジョンズ・カレッジ英語版を1877年に卒業し、アームストロング・ホイットワースの技術者になった。艦船などの動力の分野、電気技術分野、光学装置(サーチライト望遠鏡)の分野で活躍した。

ニューカッスルに自分の会社を設立した。1884年に特許を取得した蒸気タービンの優秀性をアピールするために、1897年ポーツマスヴィクトリア女王観艦式に、蒸気タービンを搭載した実験艇タービニアのデモンストレーションを行ったのが有名である[1]。タービニアはニューカッスルの博物館に展示されている。

この特許では、蒸気がタービンを通過するときにそのスピードを減速制御するように、(タービン翼を)多段階にした。タービン翼の回転には、蒸気が各段の翼を通過するときの反動力を利用し、従来のレシプロエンジンに比べ、熱効率が圧倒的に良く、発電にも革新をもたらし、従来のダイナモ発電が1000-1500回転/分だったが、パーソンズのタービンでは18000回転/分を実現した[1]。パーソンズは独自のタービン発電機も製造し、イギリス諸島全土をはじめ、世界中に設置し始めた[1]

1923年、シカゴに出力5万キロワットの当時世界最大の発電所の設計を請け負った[1]。パーソンズ社は近年まで存続していたが、1990年代後半シーメンス社の子会社となった。

パーソンズは初期の空気圧式蓄音機であるAuxetophoneの開発者としても知られている[2]1898年王立協会フェローに選出。

Remove ads

主な受賞歴

王立協会から1902年ランフォード・メダル、1918年にベーカリアン・メダル1928年コプリ・メダルを受賞した[3]ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツから1911年にアルバート・メダルを受賞。フランクリン協会英語版から1920年にフランクリン・メダル英国工学技術学会から1923年にファラデー・メダルを受賞した。

叙勲

1904年バス勲章コンパニオンを[4]1911年にバス勲章ナイト・コマンダーを[5]1927年メリット勲章を叙勲された[6]

出典

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads