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トゥエンティ20

クリケットの試合の形式 ウィキペディアから

トゥエンティ20
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トゥエンティ20(トゥエンティトゥエンティ、: Twenty20、略称:T20)は、クリケットの試合形式の一つである。両チームともに1イニングのみ、20オーバー英語版(120球)限定のルールであり、試合は3時間程度で終了する[1]。国際大会で行う場合は、トゥエンティ20・インターナショナル(T20I)ともいう[2]

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ローズ・クリケット・グラウンドで行われたパキスタンスリランカICC T20ワールドカップ決勝戦(2009年)

イングランド・ウェールズクリケット委員会(ECB)が2003年に国内大会で導入し、国際試合では2005年に初めて採用された[3]。T20形式の世界選手権であるICC T20ワールドカップは2007年に男子、2009年に女子の大会が開始された。2022年の男子大会では、ICCの動画配信プラットフォームにおいて65億8000万回の視聴回数を記録した[4]インディアン・プレミアリーグ(IPL)など世界の主要プロリーグはT20形式で行なっており、2028年ロサンゼルスオリンピックもT20形式で行われる予定である[5]オリンピックのクリケット競技も参照。

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概要

要約
視点

国際公式試合はテスト・クリケットワン・デイ・インターナショナル(ODI)、トゥエンティ20(T20)の3形式がある[6]。これらの試合はICCによって承認された規則と規制に基づいて行われる[6]

T20形式は従来のクリケットと違い、短い時間で試合が終わるという利点がある。観客やテレビ中継の視聴者に魅力的になるよう配慮され、その点は成功している。ただし、ECBはT20形式が他のクリケット試合方式に取って代わるものではなく、引き続き競技されるものとしている。なお、外野の守備に配置できる人数に制限が設けられており(パワープレイ)、最初の6オーバー(P1)は2人まで、それ以降(P2)は5人までと決められている。

夜のプライムタイムに試合を開始することも可能になり、この形式のプロリーグが世界で急速に普及した。世界最大のプロリーグは2008年に発足したインドのインディアン・プレミアリーグ(IPL)であり、世界のトップクラスの選手の多くはこのリーグでプレーしている。IPLは2023年から5年間の放映権を総額4839億ルピー(約8470億円[7])で契約しており、1試合当たりの放映権料は世界のプロスポーツリーグでNFLに次いで2番目に高額である[8]。オーストラリアのビッグ・バッシュ・リーグや西インド諸島のカリビアン・プレミアリーグも高い人気がある。アメリカでは2023年にメジャーリーグクリケット(MLC)が開幕した。また、女子のT20形式のプロリーグも急速に発展しており、インドでは2023年に女子プレミアリーグ(WPL)が開幕した。WPLはバスケットボールのWNBAと並び、女子プロスポーツリーグとして世界屈指の経済規模がある[9]

世界初のT20の国際大会であるICC T20ワールドカップは2007年に南アフリカにて実施された。

2023年10月現在、T20の国際試合を行なっているのは男子ナショナルチームが87であり[10]、女子ナショナルチームが66である[11]。ICCがT20の世界ランキングを定期的に発表している。2023年10月現在、男子ナショナルチームで試合を行なった国と地域は以下の通り[10]

また、国内試合でT20形式を導入している国としては、イングランド、南アフリカ、ジンバブエ、インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、オーストラリア、ニュージーランド、西インド諸島、カナダなどがある。日本でもジャパンカップ、学生選手権、2013年開始の日本プレミアリーグはT20形式で行われている。アジア競技大会では2010年より、T20形式でクリケット競技が新設された(アジア競技大会クリケット競技も参照)。

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主要各国の大会

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T20世界ランキング(上位10チーム)

さらに見る ICC男子T20Iチームランキング, 順位 ...

脚注・出典

関連項目

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