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トルン

ポーランドの都市 ウィキペディアから

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トルンToruń (イギリス: [ˈtɒrʊnjə],[3] アメリカ: [ˈtɔːrn(jə), ˈtrn],[4][5] ポーランド語: [ˈtɔruɲ] ( 音声ファイル); ドイツ語: Thorn))は、ポーランド中北部ヴィスワ川のほとりに位置する工業都市で、クヤヴィ=ポモージェ県の県議会所在地。1998年までは旧トルン県の県都であった。1997年に旧市街が世界遺産に登録された。トルンは、中世からプロイセン領内にあった都市。

概要 トルン, 国 ...

トルンはブィドゴシュチュからヴィスワ川を遡り東南東に40kmほどのところにある。2003年にはブィドゴシュチュ医科大学がトルン大学に統合された。

日本語ではトルンの表記の他、トルニと表記されることも多い。

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名前の由来

1226年の記録には「Thorn」として登場し、1466年ごろの文書には「Thorun」、「Turon」、「Toron」、「Turun」、「Thoron」などという名で記述されていて、15世紀以降のポーランド王国支配下後は現在のポーランド語名称「Toruń」となっている。 トルンの名称の起源についてはいくつかの説がある。

  1. 十字軍によって樹立されたエルサレム王国に「Toron」という町があり、この名に由来した「Thorn」という町をドイツ騎士団がかつてトルンがあった場所(古トルン)に建設した。
  2. ポーランド語で「道」、「軌道」あるいは「(水の)流れ」を意味する「tor」に由来する。つまり「流れ(沿い)の町」、「ヴィスワのほとりの町」を意味する。
  3. 「Toron」という人物の名前に由来している。つまり、「Toronの町」を意味する。
  4. 「tarnina(りんぼく)の町」を意味する「Tarnów」に由来する。Tarnów という名の町はポーランド各地にある。これがのちにドイツ語化して「Thorn」となり、ふたたびポーランド語化されて「Toruń」となった。
  5. 北欧神話の神、トールに由来する。

しかし、「Toruń」にも「Thorn」にも語源的意味はないとする主張もある。

ドイツ騎士団国時代はトルンの名をたいてい「Thorun」と綴り、のちにトルンがポーランド王国領に入ると12世紀にポーランドに導入されたラテン文字での文書には「Thorun」、「Thorunium」、「civitas Thorunensis」、「civitas Torunensis」と記述されるようになった。その後「Thorn」となり、第二次世界大戦後にポーランド領になると、現代の名称「Toruń」になった。

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歴史

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中央が旧市街(15世紀以前に建設された歴史的市街地)。右端に新市街(16世紀以後に建設された歴史的市街地)の聖ヤコブ教会と聖カタリナ教会の塔が見える。
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気候

さらに見る トルンの気候, 月 ...

地理

ワルシャワからの距離はおよそ180kmで、ヴィスワ川の中流に位置する。

トルン出身の人物

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ニコラウス・コペルニクスの記念碑
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サムエル・リンデの記念碑

姉妹都市

関連項目

脚注

外部リンク

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