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トレイシー・ローズ

アメリカの女優、元ポルノ女優、映画プロデューサー (1968-) ウィキペディアから

トレイシー・ローズ
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トレイシー・ローズ(Traci Lords, 出生名はノラ・ルイーズ・クズマ (Nora Louise Kuzma)[1]1968年5月7日 - )は、アメリカ合衆国女優、元ポルノ女優映画プロデューサー映画監督作家歌手である。別名トレイシー・エリザベス・ローズ(Traci Elizabeth Lords)、トレイシー・ローズ(Tracy Lords)。

概要 プロフィール, 別名義 ...

ポルノ映画と雑誌『ペントハウス』の未成年での出演で悪評をとったが[2]、後にB級映画に活動の場を移してアクション女優やホラー映画女優として活躍し、歌手やアーティストとしても活動するようになった。近年ではテレビドラマでの出演が多い。

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来歴・人物

要約
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高校1年生当時のノラ・クズマ。1983年撮影。

オハイオ川に面したオハイオ州東部の小都市ステューベンビルに生まれた。幼少期から複雑な人生を歩み、10歳のとき年の離れたボーイフレンドにレイプされ、義父からは度重なる性的虐待とポルノ雑誌へのモデル仕事を斡旋されるなど、重度の性的倒錯のトラウマを抱えたまま、麻薬漬けの日々を送り、15歳のときに『ペントハウス』誌のセンターフォールドを飾るなど1980年代中盤にアメリカのポルノ業界で一世を風靡した。

1984年、15歳のうちにポルノ・ムービー・オブ・ザ・イヤーに輝いた名作『アナザー・プッシュ/人魚交愛/ Talk Dirty to Me 3 』 (Talk Dirty To Me Part III)を初め、多くの作品に出演したが、18歳のときに年齢詐称が露見して業界を引退した[3]

この年齢詐称が報道されたのは1986年7月のことだったが[4]、前述の1984年に掲載された『ペントハウス』誌のヌードは19歳の女子大生と日本でもそれまで紹介され[4]、1985年には来日して愛染恭子との共演『トレイシー・テイクス・トーキョー』を撮り、かなりの知名度を得ていたため、アダルトビデオが急成長中の日本でも大きく報道された[4]

未成年なのでベビーフェイスは当たり前なのだが、顔に似合わずエグイ絡みと共演した男優が「よかった」と口を揃える具合のよさ(名器、根元まで飲み込むローリング・ディープ・スロート、激しい腰使い等の床上手)で『ポルノ・クイーン』として業界における有名人となる。話題性も手伝って、引退後も沢山の編集物が発売された。アメリカ本国では18歳の誕生日後に製作された『Traci, I Love You』以外はすべて非合法作品となって処分を余儀なくされた上、『Traci, I Love You』の権利は彼女自身が保持し、彼女だけが訴追も免れたため、業界では当局に年齢詐称を通報したのは彼女自身だと信じられていると言われる。年齢を偽って出演していたが、ギャラを渡してもらえなかった義父が怒って本当の年齢をバラしたために追放になったともされる。[要出典]

未成年だと発覚した際、当の本人は逮捕されずに作品の制作者たちが逮捕され、ポルノ業界関係者は彼女をいまだに恨んでいるとされるが、彼女は義父と、2回り以上も年上で恋人だった(と彼女は信じていた)ポルノディレクターに事態の深刻さを全く知らされず、言われるがままポルノに出演していたため、その後何年も警察やFBI、マスコミに召喚され続ける日々の辛さは、不当と言われるにはあまりに壮絶である。[要出典]

その後、ポルノ・クイーンの汚名を濯ぐべく、真剣に演劇を学び、一般公募のオーディションに本名のノラ・クズマの名で参加したところ「我々を騙すつもりなのか」と門前払いされたことから、「この名前から逃げない」と決意[要出典]し、本名をトレイシー・エリザベス・ローズと改名した。『美女とエイリアン英語版』などの一般映画に多く出演し、『クライ・ベイビー』ではジョニー・デップの初主演で共演している。

1992年マニック・ストリート・プリーチャーズの「リトル・ベイビー・ナッシング」に歌手として参加した。

自伝『トレイシー・ローズ 15歳の少女が、いかにして一夜のうちにポルノスターになったのか?』(野沢敦子訳、WAVE出版、2005年、ISBN 4-872-90213-0)を出版し、近年は施設の運営などをしているそうである。

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出演作リスト

要約
視点

ポルノ作品(劇場用作品・ビデオ作品)

本番行為のないヌードのみの作品も含む。

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米国外で発売された総集編

※トレイシーの人気の高さゆえにヨーロッパや日本では数々の独自総集編が発売された。その一部を記す。

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エクササイズビデオ

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映画(一般作品)

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テレビドラマ・テレビ映画(一般作品)

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ミュージックビデオ

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ビデオゲーム

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日本との関係

  • トレイシー・テイクス・トーキョー』(Traci Takes Tokyo)は日本で撮影され、愛染恭子と共演している[3]
  • 日本のロックバンド横道坊主プロモーションビデオ撮影のため来日したことがある。ライブにも飛び入り参加した。
  • 自伝『トレイシー・ローズ 15歳の少女が、いかにして一夜のうちにポルノスターになったのか?』が日本で刊行された際は、日本語訳本にコメントを寄せている。

脚注

外部リンク

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