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ナガレタゴガエル

アカガエル科に分類されるカエル ウィキペディアから

ナガレタゴガエル
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ナガレタゴガエル(流田子蛙、学名:Rana sakuraii)は、アカガエル属カエルの一種。種小名のsakuraiiは、発見者である桜井淳史にちなむ。

概要 ナガレタゴガエル, 保全状況評価 ...
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分布

日本固有種で、中国地方から関東地方にかけての標高1000mほどまでの山間部の渓流地帯に生息している。

形態

は体長 38 - 45mm、は 43 - 60mm ほど。雌雄同色で背面は黄土色から赤褐色、灰褐色など。喉から胸部にかけ、黒色の斑が入る。鼓膜の周囲は濃褐色で、鼓膜は目立たない。

本種はタゴガエルRana tagoi)に非常に近縁であるが、生殖の時期や場所、雄の鳴き声などが異なる。また、タゴガエルと比べ、後足の水かきがよく発達している。

繁殖期にはオスの腹面は赤みを帯びる。また、雌雄ともに皮膚が伸びて、ひだ状になる。

生態

他の日本に生息する多くのカエル類とは違い、渓流やその付近に生息している。

繁殖期は2月から4月の間で、本州に生息するカエル類の中では最も早い。渓流の水中で繁殖が行われる。卵は水中の石の下などに産まれ、産卵数は50 - 170個程度である。

繁殖期が過ぎると成体は陸上にあがり、昆虫などを捕食しながら生活する。秋になると、渓流に戻ってきて、水中で越冬を行う。

出典

参考文献

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