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ハコフグ

ハコフグ科の魚類 ウィキペディアから

ハコフグ
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ハコフグ(学名:Ostracion immaculatum)は、ハコフグ科に分類される魚類の一種[2]西太平洋に分布する。

概要 ハコフグ, 保全状況評価 ...
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分類と名称

1850年にコンラート・ヤコブ・テミンクヘルマン・シュレーゲルによって Ostracion immaculatus として記載され、タイプ産地は日本とされた[3]

属名は「小さな箱」を意味し、基準種であるミナミハコフグの体の形を示している。種小名は「斑点のない」を意味し、アルコールで保存すると斑点が消失することに由来する[4]

形態

成魚は黄色い体で背面は青く、甲羅を形成する板状鱗には淡い青色の斑点がある。幼魚は明るい黄色で、小さな淡い青色と黒色の斑点があるが、成長するにつれて黒色の斑点は薄くなり、青色の斑点が広がる。体長は25cmに達する[5][6]

分布と生息地

北海道南部の沿岸から南は台湾韓国から香港までの東アジア沿岸に分布する[1]。日本では北海道から屋久島までの太平洋側、青森県から九州までの日本海東シナ海側で見られる[6]。水深1-60mの岸近くの岩礁に生息する[1]

生態

1匹の雄と3-4匹の雌からなる小さな群れで生活している[1]。刺激を受けると毒性のある粘液を分泌する。またパリトキシンを持つ場合もある[6]

人との関わり

硬い体を持つため食用となることは少ないが、長崎県では「かっとっぽ」という料理に利用される[7]

出典

関連項目

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