トップQs
タイムライン
チャット
視点

ハワード・O・ローレンツェン (ミサイル追跡艦)

ウィキペディアから

ハワード・O・ローレンツェン (ミサイル追跡艦)
Remove ads

USNS ハワード・O・ローレンツェン英語: USNS Howard O. Lorenzen, T-AGM-25)は、アメリカ海軍ミサイル追跡艦

概要 基本情報, 建造所 ...
Remove ads

艦歴

2006年9月にミシシッピ州パスカグーラにあるVT・ハルター・マリーン社が艦の建造者として選ばれ、2008年8月に起工した。10月にはアメリカ合衆国の電子偵察(ELINT、エリント)能力の向上に努め、今は故人となった合衆国海軍研究所(英語: US Naval Research Laboratory、略称:USNRL)の電気技師の名前から"USNS Howard O. Lorenzen"と命名された[4]

2003年にはコブラ・ジュディ・レーダー[注 1]に替わる新型レーダーの開発が1億3300万米ドルの予算で決定された後、レイセオンが主契約社、ノースロップ・グラマンが協力メーカーにそれぞれ選ばれ、本艦の建造と並行して開発が行なわれた[2]

本艦の就役は2012年1月10日であり、就役後50年以上も経過し老朽化した「オブザヴェーション・アイランド」(英語: USNS Observation Island, T-AGM-23)の後継である。本艦もオブザヴェーション・アイランドと同様にアメリカ海軍の海上輸送司令部英語: Military Sealift Command, MSC)に所属し、海軍軍人と民間技術者の手でアメリカ空軍の支援を得た任務を実施する[4][5]

Remove ads

特徴

Thumb
右後方から。大型のXバンドレーダーが目立つ。

アメリカ海軍の完成予想図では主要な観測用レーダー装置として、艦首楼部分にテレメトリー(遠隔測定)電波受信用アンテナの球状レドームを前後2個と、船体中央部には巨大な平面状のアンテナ1面が旋回式と見られる台座に斜めに取り付けられたものが少し離されて前後2基備わっており、中央のレーダーは前がXバンド、後のものがSバンドとされている。前に位置するやや小型のXバンドとされるアンテナは上下方向の仰俯角が変更できるように見えるため、フェーズド・アレイ式ではない可能性が高く平面式ではなくパラボラ式の可能性もある[注 2]

船体中央の乾舷が低く華奢な印象を受ける半面、船体長の4分の1ほどを占める後部にそびえる上構部分の船室6階+ブリッジ部2階という大きさが目立つ[5]

ギャラリー

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads