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バストネサイト

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バストネサイト
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バストネサイト (bastnäsite) あるいはバストネス石[1]は、炭酸塩鉱物であり、フッ化鉱物である。スウェーデンヴェストマンランド地方にあるバストネス鉱山 (Bastnäs) で発見され、同地にちなんで命名された。

概要 バストネス石, 分類 ...

フッ素が卓越した組成式 (Ce, La)CO3F のセリウムバストネス石 (bastnäsite-(Ce))、組成式 (La, Ce)CO3F のランタンバストネス石 (bastnäsite-(La))、組成式 NdCO3F のネオジムバストネス石 (bastnäsite-(Nd))、組成式 (Y, Ce)CO3F のイットリウムバストネス石 (bastnäsite-(Y)) の4種類が記載されている。さらにバストネス石グループとして、水酸基が卓越した水酸バストネス石(セリウム、ランタン、ネオジムの3種)、そしてトリウムカルシウム、水分子を含むトリウムバストネス石(Thorbastnäsite, ThCa(CO3)2F2 · 3H2O)の4種[2]が記載されている。産出するバストネス石のほとんどはセリウムバストネス石であり、セリウムはこの類の鉱物の中では、最も豊富に存在する希土類元素である。実際、セリウムはウィルヘルム・ヒージンガーによってバストネス産の本鉱から発見されている。

バストネス石とリン酸塩鉱物モナズ石は最大の希土類元素の源である。

バストネス石は花崗岩閃長岩ペグマタイトカーボナタイトプロピライトなどに存在する[3][4][5][6]

バストネス石は炭酸塩であるが、希塩酸には溶けず熱濃塩酸に溶けるのが特徴。

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ギャラリー

脚注

関連項目

外部リンク

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