トップQs
タイムライン
チャット
視点

バナール球

ウィキペディアから

バナール球
Remove ads

バナール球(バナールきゅう、: Bernal sphere)は、スペースコロニーについての初期構想のひとつ。

Thumb
バナール球の外観
Thumb
バナール球の内部

フランス語読みで「ベルナール球」と表記されることがある[1]

1929年イギリスの物理学者ジョン・デスモンド・バナールの著書『宇宙・肉体・悪魔 理性的精神の敵について』の中で提唱した案に基づいて名付けられた。

長期間の宇宙滞在を目的として提案されているモデルのひとつ。直径1.6kmの中空の球で空気が満たされ、2万から3万人が居住できる。

島1号

1975年から1976年までスタンフォード大学で行われた、将来のスペースコロニーの設計に関する一連の研究で、ジェラード・K・オニールはバナール球を改良した島1号 (Island One) を提案した。

これは、地球と同程度の人工重力を生み出すために直径500mで分速1.9回転する球体モデルであり、気圧維持に適して放射線遮蔽効率が良い[2]

最大10万人の人々を養うことができ、"Crystal Palace"では農業ができる。日光は極付近の鏡で窓を通して内部に導かれ、内部の景色は湾曲した巨大な谷となる。

島2号

オニールは、より大型のスペースコロニーとして島2号を提案した。

直径1800mで赤道部分の外周は6.5kmとなり、14万人が十分な居住地を持てる。これは、住人間で効率的な輸送を行うには十分小さく、工業基盤となるには十分大きいサイズである[3]

バナール球が登場する作品

出典

参考文献

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads