トップQs
タイムライン
チャット
視点
おひつじ座41番星
ウィキペディアから
Remove ads
おひつじ座41番星 (41 Arietis, 41 Ari) は、おひつじ座の恒星で4等星。
Remove ads
概要
太陽の3.2倍の質量を持つB型主系列星を主星とする分光連星で、伴星は主星から15auの軌道を約30年掛けて周回していると考えられている[3]。
1612年にオランダの天文学者ペトルス・プランシウスは、この星とおひつじ座33番星、35番星、39番星の4つの星から「みつばち座 (Apes)」を設けた[5]。ドイツの天文学者ヤコブス・バルチウスは、1624年にこれを「すずめばち座 (Vespa) 」と改称したが、後に Apes に戻している[5]。ヨハネス・ヘヴェリウスは、これらの星を用いて星図上に「蝿 (Musca) 」を描いたが、独立した星座ではなくおひつじ座の一部とした[5]。また、ヨハン・ボーデも同じく「蝿 (Musca) 」を「ウラノグラフィア」の中に描いているが、これもおひつじ座の一部としている[5]。アレクサンダー・ジェイミソンは、彼の星図(ジェミーソン星図)の中に「北蝿座 (Musca Borealis) 」として描き、独立した星座として扱っている[5][6]。またオギュスタン・ロワーエは同じ星々でゆり座を創作している[6]。
結局、1922年に星座が88個と定められた際にこれらの星座は採用されず、41番星はおひつじ座の一部とされた。
Remove ads
名称
学名は41 Arietis(略称は41 Ari)。おひつじ座では3番目に明るく見える恒星だが、バイエル符号は付けられていない。
固有名のバラニー[7] (Bharani[8]) は、ヒンドゥーの月宿であるナクシャトラの第2宿バラニー (Bharani) に由来する[9]。2017年6月30日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Bharani をおひつじ座41番星Aaの固有名として承認した[8]。
脚注
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads